国道1号「信号なし“超快適バイパス”」まもなく完成へ! 破滅的な「交差点連続の大渋滞ポイント」を「サクッと高架でスルー」 静岡・清水立体上り線が工事終盤 残すは仕上げのみ
国土交通省 静岡国道事務所は公式SNSで、工事を進めている国道1号「静清バイパス」の清水立体について、最新の工事状況を明らかにしました。
ほぼほぼ完成形に
国土交通省 静岡国道事務所は2026年2月5日、公式SNSを更新。工事を進めている国道1号「静清バイパス」の清水立体について、最新の工事状況を明らかにしました。
どのような工事で、完成したらどう便利になるのでしょうか。
国道1号は、東京と大阪を結ぶ旧東海道の系譜を受け継ぐ国道で、東名高速やJR東海道本線とともに、名実ともに日本の大動脈を担っています。
このうち、静清バイパスは、静岡市清水区の興津から同市駿河区丸子を結ぶ延長24.2kmの国道1号バイパスです。
国道1号の本線がJR東海道本線に沿ったかたちで市街地を通っていくのに対し、静清バイパスでは山側のルートを通ることで、市内の地域生活車両と静岡県内を東西に行き来する中・長距離の車両を分け、交通分散を実現しています。
バイパス周辺は物流拠点も多く、さらに清水港周辺のアクセスも改善されることで、物流ネットワークの強化も期待できます。
全線が4車線から6車線で整備されており、信号のないフル高架化とともに、一部は自動車専用道路化され、静岡市内を完全スルーすることが可能です。
しかし、唯一まだ高架化されておらず、信号交差点のある地上区間を通過せざるを得ないのが、現在工事中の清水立体事業区間です。

このエリアは清水JCT〜清水IC周辺に位置する約2.4kmの区間で、横砂北、庵原、西久保など、清水市内の主要県道とぶつかる主要交差点が連続。右折車も多く、無理やり右折することによる右直事故も多くなっています。
平日の日中などの閑散時間帯でもクルマが集中し、常にノロノロ状態を強いられており、静岡県内でもワーストのボトルネック区間となっています。
ここを通り抜ける清水立体は当初、2016年に着工、2026年春の開通を予定していました。
しかし、2023年7月、工事現場で橋桁が落下する事故が発生。工事は一時中断し、その対応や安全対策の検討から、一度白紙となっています。
その後、国土交通省によって「安全最優先」の方針が掲げられ、2024年夏に工事が再開されました。
そして2025年11月末、富士・沼津・東京方面の上り線すべての橋梁上部工の工事が完了。当初の開通予定からやや遅れを取ったものの、なんとか2026年度内に開通する見通しとなりました。
さて、今回静岡国道事務所が公式SNSで発信したものは、2026年1月下旬の最新の工事の様子です。上り線ではすでに高架の構造物が完成。今は床版工事、排水構造物の工事を実施しているといいます。
添付されている写真を見ると、ほとんど完成形が見えている形で、高架を舗装道路にする手前の段階に来ていることがわかります。
床版・排水構造物の工事が完了すれば、残すは舗装や標識などを設置するのみで、いよいよ静岡市内の完全スルーバイパスが晴れて開通することになります。
なお、現在工事が進められているのは上り線のみ。焼津・掛川・浜松方面の下り線の整備については未定ですが、橋脚は下り線の敷設にも対応するように「半分のみ」使っている状態で、今後の計画にも注目です。

































