本州~九州結ぶ「新たな橋」に反響殺到! ボロボロ&事故多き「関門トンネル」サクッと迂回に「代替路できたらサイコー」と大喝采も! 第3のルート「下関北九州道路」都市計画決定に寄せられた声とは
本州と九州を繋ぐ交通の要衝である関門海峡には関門トンネルと関門橋の2ルートしかありませんが、第3のルート「下関北九州道路」計画が決定しました。これに対し、SNSなどにはすでにさまざまな反響が寄せられているようです。
本州と九州を結ぶ新たな大動脈に寄せられた「期待の声」とは
山口県下関市と福岡県北九州市を隔てる関門海峡には、現在2つの主要な道路交通網が存在しています。
ひとつは1958年に開通した国道2号の関門トンネルであり、もう一つは1973年に開通した関門自動車道の関門橋です。
これらの道路は日本の物流や観光を支える極めて重要なインフラですが、近年はその老朽化が大きな課題となってきました。
なかでも世界初の海底国道トンネルとして誕生した関門トンネルは、開通から70年近くが経過しており、塩害によるコンクリートの腐食や漏水といった問題に常に直面しています。
定期的な大規模補修工事が必要不可欠となっており、そのたびに行われる長期間の通行止めや片側交互通行は、周辺道路に深刻な渋滞を引き起こしてきました。
こうした背景を受けて、既存の2ルートを補完し、万が一の災害時や大規模リニューアル工事の際にも交通を遮断させないための第3のルートとして浮上したのが下関北九州道路です。

このプロジェクトは1990年代から検討が始まっていましたが、2008年に当時の道路特定財源制度の廃止や公共事業の見直しにより、一度は計画が事実上の凍結状態になるという苦い過去を持っています。
しかし、大規模地震への備えや物流の効率化という観点からその重要性が再認識され、2019年には国による直轄調査が再開されました。
そして今回、ついに山口県と福岡県、そして北九州市の3自治体が都市計画決定の告示を行ったことで、事業化に向けた法的な手続きが大きく前進したことになります。
計画されている下関北九州道路は、下関市彦島福浦町付近を起点とし、北九州市小倉北区西浦町付近を終点とする全長約8kmの自動車専用道路です。
最大の特徴は、関門海峡をまたぐ約2.2kmの海峡部を巨大な吊り橋で結ぶ点にあります。
この橋が完成すれば、瀬戸中央自動車道の瀬戸大橋や神戸淡路鳴門自動車道の明石海峡大橋に匹敵する、日本の土木技術の粋を集めたシンボル的な構造物となることは間違いありません。
道路の規格は第1種第3級の設計速度80km/h程度を想定しており、車線数は4車線で整備される見込みです。
既存の関門トンネルは車道幅員が狭く、大型車同士のすれ違いには細心の注意が必要でしたが、新しい道路は現代の規格に基づいた余裕のある設計となるため、長距離トラックのドライバーにとっても大きな恩恵があります。
※ ※ ※
この決定に対して、SNSなどには非常に前向きな意見が多く寄せられています。
多かったのは「関門トンネルの代替路ができるのはありがたい」「関門橋が通行止めになった際のバックアップとして期待している」といった、実用面での利便性を評価する声でした。
また、日常的にこのエリアを利用するユーザーからは「通勤や買い物の利便性が上がりそうで助かる」「観光地としての魅力向上に期待したい」という反応も聞かれました。なかでも地元住民からは、彦島地区と小倉地区が直接結ばれることによる生活圏の拡大を歓迎する声が多く、地域活性化への期待がふくらんでいます。
また、物流業界に携わるユーザーからも「大型車でも走りやすくなるのは大きなメリット」といった期待が寄せられています。
九州は自動車産業や半導体産業の集積地としてシリコンアイランドとも呼ばれており、本州との安定した物流網の確保は日本経済全体にとっても極めて重要な課題です。
既存の関門トンネルが大型車の通行制限を受けることがあるなかで、最新の設計基準で作られる新ルートは、物流の定時性確保に大きく貢献すると見られています。
さらに、事故多発地点を回避できることによる安全性の向上も、プロドライバーから高く評価されているポイントです。
もちろん、巨大プロジェクトゆえに完成までにはまだ多くの時間を要します。総事業費は約3000億円から4000億円規模にのぼると推計されており、今後の予算確保や詳細な設計、環境アセスメントなどが慎重に進められていくことになります。
しかし、今回の都市計画決定は、長年構想の域を出なかったプロジェクトが明確な事業へと昇格したことを意味します。
古くから交通の要所として栄えてきた下関と北九州が、新たな橋によってどのように結びつき発展していくのか、その進展から今後も目が離せません。
Writer: くるまのニュース編集部
【クルマをもっと身近にするWEB情報メディア】
知的好奇心を満たすクルマの気になる様々な情報を紹介。新車情報・試乗記・交通マナーやトラブル・道路事情まで魅力的なカーライフを発信していきます。クルマについて「知らなかったことを知る喜び」をくるまのニュースを通じて体験してください。





























