リッター34km走る! ホンダの「ステーションワゴン」がスゴい! 全長4.4mの小型ボディ×広大すぎる荷室で車中泊できる! 今なお愛される「シャトル」に“復活希望”の声も! どんなモデル?

いまや絶滅危惧種に近いほど、数が激減している国産ステーションステーションワゴンですが、それだけに根強く復活を望まれるステーションワゴンが、ホンダシャトルです。いったいどんなモデルだったのでしょうか。

ホンダのステーションワゴン「シャトル」がスゴい!

 2025年10月をもってトヨタ「カローラ フィールダー」が生産終了となり、日本の新車市場から5ナンバーサイズのステーションステーションワゴンが姿を消しました。

 この空白を惜しむ声とともに、かつてホンダが販売していた同サイズの人気ステーションワゴン「シャトル」の復活を期待する声が高まっています。

 シャトルは、3代目フィットをベースに2015年に登場したステーションワゴンです。先代の「フィットシャトル」から名前を独立させ、ひとつの車種として独自の価値を打ち出しました。

ホンダのステーションワゴン「シャトル」!
ホンダのステーションワゴン「シャトル」!

 そんなシャトルの最大の特徴は、全長4440mm×全幅1695mm×全高1545mm(FF)という扱いやすい5ナンバーサイズながら、広く使い勝手の良いラゲッジスペースを確保していることでしょう。

 ホンダ独自の「センタータンクレイアウト」による効率的なパッケージングは、後席を倒さない場合でもラゲッジ容量570リットルを確保。後席を倒せばフラットで使いやすい1141リットルもの容量を誇るスペースが出現します。

 この広々としたラゲッジスペースに対し、5ナンバーサイズなのに170cmの大人が横になって寝られる」や「荷室の入口が低くて重い荷物を載せやすい」など、オーナーたちからは高く評価する声があがっています。

 エンジンは1.5リッターで、ガソリン車とハイブリッド車の2種類が用意されていました。

 中心となるのはハイブリッド車で、装備の充実度に合わせて3つのグレードから選べます。一方、ガソリン車はシンプルな1グレードのみの設定となっており、実質的にはハイブリッド車がメインのラインナップでした。

 ハイブリッドは7段デュアルクラッチ式AT内にモーターが組み込まれる「i-DCD」と呼ばれるシステムを採用し、アトキンソンサイクルの1.5リッターエンジンとの組み合わせにより34.0km/L(JC08モード燃費・FF)もの低燃費を誇ります。

 オーナーからは燃費の良さや加速性能が支持されていますが、それ以上に「乗り心地の良さ」を絶賛する声が多く寄せられています。

 特に、路面の揺れを抑える「振幅感応型ダンパー」を備えた上級グレードは、ベース車であるフィットよりも明らかに質感がランクアップしていると評判です。

 また、2017年9月のマイナーチェンジを機に、安全運転支援システム「ホンダセンシング」が全車に標準装備となったこともシャトル人気を支えた一因ですが、なんといってもリーズナブルな価格設定や優れた燃費性能など、経済性の高さは外せない魅力のひとつです。

 ちなみに当時の価格ながら、初期モデルのエントリーグレードはなんと169万円(G)。もっとも高価な最終型の上級グレードでも277万2000円(ハイブリッドZ・ホンダセンシング・4WD)と、新車価格が高騰している現代からするとかなりのバーゲンプライスといえるでしょう。

 そして最大の魅力は、お求めやすい車両価格でありながら、ステーションワゴンとしての高い積載能力と先進の安全運転支援システムを標準搭載、さらにはハイブリッドによる高燃費を兼ね備えていること。

「アダプティブクルーズコントロール(追従型クルーズコントロール)や車線維持支援システムのおかげで、高速道路の走行が驚くほどスムーズになりました。家族からも『運転が安定したね』と褒められるんですよ」と語るのは、後期型ハイブリッドを愛用する東京都のDさん(50代)。

 以前のフィットシャトルから乗り換えたDさんは、「あらゆる面で進化を実感しており、非常に満足しています」と、その完成度の高さに非常に満足しているそうです。

 実はシャトルの実力は、釣り好きの間でも高く評価されています。ミニバンのように横風に煽られる心配がなく、高速道路でも安定して走れるうえ、釣竿やリールといった大量の道具をスムーズに積み込めるからです。

 実際に釣具メーカーに勤める埼玉県在住のFさん(50代)も、シャトルを愛用するアングラー(釣り人)の一人。Fさんは次のように語ります。

「狭い道でも取り回しやすい5ナンバーサイズが助かります。道具をたくさん積み込んで、北は秋田、西は広島まで自走して釣りに行きますが、この扱いやすさは手放せません」

 そんなFさんも、シャトルの復活や、それに代わる使い勝手の良いステーションワゴンの登場を心待ちにしているそうです。

※ ※ ※

 2022年11月にシャトルが生産終了してから、3年以上が経過しました。SUVやミニバンが主流の今、ステーションワゴンの復活は容易ではありません。

 しかし、この時代にあえてクーペの「プレリュード」を復活させたホンダなら、新型シャトルの登場も期待させてくれるはずです。

【画像】超カッコいい! これがホンダの「ステーションワゴン」です!(30枚)

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Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ

2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。

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