マツダ「“斬新”コンパクトカー」が凄い! 今までにない「超画期的ハンドル」&パカッと開く「リトラライト」採用! 1981年に「90年代のクルマ」を想像した「MX-81」コンセプトカーとは
マツダが40年以上前に提案していたコンセプトカー「マツダ MX-81」を紹介します。
「1990年代の未来」を想像した斬新なモデル
2025年10月開催の「ジャパンモビリティショー2025」では、各メーカーがさまざまなコンセプトカーを出展していましたが、過去のモーターショーでも多くのコンセプトカーが展示されてきたのはご存知の通りです。
今回はそんな過去のコンセプトカーの中から、1981年の「第24回 東京モーターショー」に展示された「マツダ MX-81」を紹介します。
マツダの「MX」シリーズとしては現在、クロスオーバーSUVの「MX-30」がラインナップされているほか、海の向こうでは「ロードスター」が「MX-5」として親しまれています。
このMXとはマツダの頭文字である「M」と、新しい・未知の価値を意味する「X」を組み合わせたものとなっていますが、そのMXの名前が初めて使われたのがMX-81だったのです。
![マツダ「MX-81」[1981年東京モーターショー出展のコンセプトカー]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2027/01/20260130_mazda_mx81_009.jpg?v=1769741030)
MX-81は10年後の1990年代に量販車はどうなっているのか、ということをテーマに生み出されたもので、ベースとなっているのは当時のベーシックカーである「ファミリア」。
そこにイタリアのカロッツェリアであるベルトーネの手による内外装が与えられていました。
当時は空力が注目され始めた時代ということもあり、ヘッドライトはリトラクタブル式、ワイパーもボンネットの内側に収めたコンシールドタイプとなっており、フラッシュサーフェイスボディはいかにも空力特性の良さそうなものとなっています。
実際、およそ10年後の1989年にはリトラクタブルヘッドライトを備えた「ファミリア アスティナ」がデビューしていますので、このデザインはかなり現実的なものであったことが伺えます。
そしてインテリアでは乗降性を高める回転式のフロントシートに、さまざまな情報を三次元的に表示するモニターをメーターに採用(ただしブラウン管モニター)。
ステアリングはベルトコンベア状のものを運転席側モニターの周囲に備え、回転式のインパネとするという斬新さでした。
しかし、現在は回転式のシートやメーターにモニターを用いるという手法は現在でも実際に採用されており、こちらもただの絵空事ではないものだったと言えるでしょう。
そんな未来を予想するコンセプトカーであったMX-81ですが、ショー終了後もマツダの渕崎工場で長年保管されており、2020年のマツダ100周年に向けてレストアがスタート。
メカニズム面はマツダ本社で修繕をしたのちに、再びイタリアに送られて現地のカロッツェリアにてレストアがなされ、1981年当時のオフィシャルフォトと同じように、ミラノ大聖堂の前で再び撮影がなされたのでした。
その後、再び日本に戻ったMX-81は2023年に開催された「オートモビルカウンシル」のマツダブースでお披露目がなされ、現在はマツダ本社で保管されています。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。






























