660ccのトヨタ「スープラ」登場!? ほぼ“軽”サイズの「ちいさなスポーツカー」がスゴい! “ド迫力”ボディ&カスタム内装もイイ! 「コペン」ベースのNATS「C91 SPIDER」とは
2026年1月9日から11日まで開催された「東京オートサロン2026」にて、日本自動車大学校(NATS)がユニークなカスタムカーを展示しました。大ヒット映画の劇中車をモチーフにした「小さなスープラ」は、どのようなクルマなのでしょうか。
ベースはまさかのコペン! 映画の世界観を「軽」に凝縮
2026年1月9日から11日にかけて開催されたカスタムカーのイベント「東京オートサロン2026」において、日本自動車大学校(NATS)は「小さなスープラ」を出展しました。
千葉県成田市にキャンパスを構えるNATSは、自動車整備科やカスタマイズ科などを擁する自動車の専門学校であり、毎年開催される東京オートサロンへの出展は恒例行事となっています。
今回展示された車両は「NATS C91スパイダー」と呼ばれるものであり、大人気映画『ワイルド・スピード』シリーズに登場するスープラをオマージュしたモデルとなっています。

鮮やかなオレンジ色のボディカラーに派手なグラフィックが施されたそのエクステリアは、映画で主役級の活躍を見せたスープラそのものです。
しかし、近づいてよく見ると、通常のスープラよりもひと回り小さいことに気づきます。
実は、C91スパイダーのベースとなっているのはダイハツの軽オープンスポーツカー「コペン ローブ」です。
コペン ローブは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1280mmというコンパクトなボディに660cc直列3気筒ターボエンジンを搭載し、電動開閉式ルーフ「アクティブトップ」を備えた軽スポーツとして、高い人気を誇る1台です。
一方、モチーフとなったスープラ(A80型)は、全長4520mm×全幅1810mm×全高1275mmというワイド&ローなボディを持つ1990年代を代表するスポーツカーです。
C91スパイダーの製作にあたっては、コペンのコンパクトな骨格を活かしつつ、スープラの特徴的なボディラインを再現するための大掛かりな加工が施されました。
特に注目すべきは、大きく張り出した前後のフェンダーです。
軽自動車規格の全幅を大きく超えるオーバーフェンダーを装着することで、劇中のカスタムカーが放つマッスルな雰囲気を忠実に再現しています。
また、フロントバンパーやサイドステップ、大型のリアウイングなども、映画仕様のデザインに合わせてワンオフで製作されています。
そのほか、ヘッドライトやテールランプといった灯火類には、実際のスープラのパーツや、社外品のアフターパーツを巧みに流用し、違和感のない仕上がりを実現しています。
インテリアに関しても、映画の世界観を表現するための工夫が随所に凝らされています。
さらに、ベース車両であるコペンのタイトなコックピットを活かしつつ、ステアリングやシート、メーター周りなどにカスタムパーツを組み込むことで、スポーティな雰囲気が高められています。
また、オーディオシステムにもこだわりが見られ、ラゲッジスペースには大型のスピーカーやモニターが設置されるなど、「魅せる」カスタムも抜かりありません。
この車両の製作を担当したNATSの学生は次のように話します。
「特にこだわったのはインテリアのカスタマイズです。
ベースとなるコペンのインテリアは赤でしたが、『ワイルド・スピード』の仕様に合わせるためにインテリアをすべて青に張り替えました。
それ以外では、オーバーフェンダーを作るにあたって、ウレタンを形に沿って成形するのが大変でした。
ウレタンのみだと形が崩れてしまうので、FRP(繊維強化プラスチック)で形を整えて作ったのもこだわったポイントです。
東京オートサロンに出展するにあたって、この車両が来場者から注目していただけるのかとても不安でした。
しかし、当日は多くの方から『小さいスープラなんて見たことない!』『ワイルドスピードのクルマだ!カッコいい!』などのお声をいただき、非常にうれしく思うと同時に大きな達成感を味わっています」
※ ※ ※
NATSでは、今回のC91スパイダー以外にも、軽自動車をベースにかつての名車を再現する「ミニシリーズ」を長年にわたって製作しており、2025年にはスズキ「ジムニー」をベースとしたモンスタートラックを出展しています。
限られたサイズのなかで、いかに本物の雰囲気を再現するかという課題に挑むことは、学生たちのデザインセンスと造形力を養う絶好の機会となっているのかもしれません。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。




































