ホンダ「“新”シビック」公開! スゴい「“プレリュード”シフト」搭載! 専用チューニング採用!? &めちゃ懐かしい“レーシングカラー”もいい「e:HEV RS プロトタイプ」登場

2026年1月9日から11日にかけて開催された「東京オートサロン2026」。ホンダブースには、往年のレースファンなら思わず足を止めてしまう衝撃的なカラーリングの「CIVIC e:HEV RS Prototype(シビックe:HEV RS プロトタイプ)」が展示されていました。どんなモデルなのでしょうか。

シビックe:HEV RS は2026年9月頃に登場か!?

 2026年1月9日から11日にかけて開催された「東京オートサロン2026」。

 その会場で、ある程度の年齢に達しているレース好きなら思わず「そのカラーリングは反則でしょ!」と叫びたくなる1台が展示されていました。

 筆者はもちろん、その周囲も同様でした。仕事仲間と「どう見てもJACCS(ジャックス)カラーじゃん!」とひとしきり盛り上がりました。

 まさか令和のオートサロンでJACCSカラー(JACCSがスポンサーとなったシビックフェリオやアコードなどのレーシングカーにデザインされていたカラーリング)のクルマを見ることになるとは。

懐かしいレシングカラーを纏ったホンダ新「シビックe:HEV RS プロトタイプ」!
懐かしいレシングカラーを纏ったホンダ新「シビックe:HEV RS プロトタイプ」!

 しかもこのクルマ、ショップのカスタムカーなどではなく正真正銘のホンダブースに置かれていたホンダのコンセプトモデルなのです。これには参りました。

 というわけで東京オートサロン2026のホンダブースに、JACCSカラーを身に纏って展示されたのが「シビックe:HEV RS プロトタイプ」。すでに市販されているシビックには「(RSではない)e:HEV」や「(e:HEVではない)RS」は展開しているものの、日本においては「e:HEV RS」は存在しません。

 今後市販される「e:HEV RS」がこの東京オートサロンで先行展示されたというわけです。

 ちなみにシビックに詳しい人の中には「それは日本での話で、タイへ行けば(ハッチバックではなく4ドアだけど)e:HEV RSはずっと前から売っている」と思う人もいるかもしれません。

 しかし、違うのです。 タイ仕様のe:HEV RSはエアロパーツなどでスポーティに仕立てたドレスアップ仕様であり、走行メカニズムに関しては標準仕様と変わりません。

 日本向けのe:HEV RSは、現時点では詳細なアナウンスはないものの、ガソリン車のRSと同様にスタイリングだけでなく専用サスペンションや専用チューニングのパワーステアリング、そして強化されたブレーキなど走りもブラッシュアップが図られていると考えるのが自然でしょう。

 唯一明らかにされているのは、通常のe:HEVとの違いはパワートレインにもおよぶこと。ハイブリッドシステムの制御に「Honda S+ Shift」が組み込まれるのです。

 これはプレリュードに搭載された、疑似的な変速をおこなうことで有段ギヤ付きのクルマを運転しているような楽しさが味わえるギミック。

 ボタンを押すと作動して制御モードが切り替わり、アクセルでシステムの出力をコントロールする一般的なハイブリッド車に対し、Honda S+ Shiftをオンにした状態だとMT車のようにアクセルでエンジン回転をコントロールする制御となります。それを操るのが楽しいのです。

 確かに、これまでもシビックe:HEVには疑似的な変速制御が組み込まれていました。しかしHonda S+ Shiftはそれよりも変速感が強調され、また鋭くシフトアップ/ダウンするのでこれまでの変速制御が「トルコン式AT」だとすればHonda S+ Shiftは「DCT」といえる感覚。筆者のように無駄にシフトダウンを楽しみたくなる人も少なくないでしょう。

 新型プレリュードに初採用されたHonda S+ Shiftですが、筆者はホンダの関係者から「プレリュードだけでなく横展開していく」と聞いていました。

 メカニズム的にはHonda S+ Shiftを搭載したからといって変更はなく、制御の追加(と制御モードを切り替えるスイッチ装着)だけでe:HEV車両に組み合わせることができるのだそうです。

 そして、ついにそれが姿を現したというわけです。 もちろんシフトアップ/ダウンを楽しむためにパドルシフトも必要となりますが、筆者は同じハイブリッドシステムを積むステップワゴンなんかに採用されたらホンダらしくて痛快だと思うのですが、いかがでしょう?

 さて、話をシビックe:HEV RSに戻すとデビューするのは確定ですが、そのタイミングは今回アナウンス無し。前回のシビックのマイナーチェンジが2024年9月だったので、そのちょうど2年後となる2026年9月頃でしょうか。楽しみですね。

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Writer: 工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに寄稿している。執筆で心掛けているのは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」だ。現在の愛車はマツダ CX-60/ホンダ S660。

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