ホンダの斬新「3列シート“高級SUVミニバン”」が凄かった! 両側スライドドア×「悪路OK」な専用サス装備! めちゃ「高級インテリア」もイイ「オデッセイ“クロス”」コンセプトは今欲しい1台
「東京オートサロン2018」で出展されたコンセプトカー「ODYSSEY CROSS CRUISER(オデッセイ クロスクルーザー)」。多くのファンから注目された一台でした。どのようなクルマだったのでしょうか。
いま発売が求められる「オデッセイSUV」
毎年1月に開催される世界的なカスタムカーショー「東京オートサロン」。2026年1月の「東京オートサロン2026」も、大盛況のうちに幕を閉じました。
そんな東京オートサロンで、市販されれば大ヒットしそうなメーカー公式のカスタムカーも数多く登場します。
そのひとつが、2018年1月に開催されたカスタムカーイベント「東京オートサロン2018」でホンダが出展したコンセプトカー「ODYSSEY CROSS CRUISER(オデッセイ クロスクルーザー)」でした。
オデッセイ クロスクルーザーは、ホンダ車のアクセサリーを製造している「ホンダアクセス」が手掛けたカスタムコンセプトカーです。
オデッセイ クロスクルーザーのベース車両は、ホンダの高級ミニバン「オデッセイ」の5代目現行型の初期モデル。
2013年に登場した5代目オデッセイは、ワイド&ローだったそれまでのオデッセイとは異なり、背の低いミドルサイズを改め、全高を高めて高級ラージミニバン市場を狙うなど、変革期を迎えたモデルです。
国内で販売するオデッセイでは初めて両側スライドドアを採用。フロントマスクにはメッキパーツが多用され、内装にも上質感が加えられました。
そんな5代目オデッセイをベースとしたオデッセイ クロスクルーザー。製作コンセプトは「シーンを選ばず洗練された車旅を楽しむためのクロスオーバーミニバン」でした。

エクステリアには、プロテクター風のロアデザインを用いた専用フロントバンパーを装着。ブラックメッキのグリルも採用され、SUV風のデザインに仕上げられました。サイドウインドウモールも落ち着いたブロンズ調の専用品に変更されています。
ボディサイドの黒いフェンダーガーニッシュやロアガーニッシュなどもアクティブな雰囲気を演出します。
足回りにも専用チューニングが施され、車高を上げるリフトアップサスペンションと、オフロード走行にも対応できるようにBFグッドリッチ社製のオールテレーンタイヤが装着されました。
ボディカラーには、ホンダのフラッグシップセダンである「レジェンド」の「ギルデッドピューターメタリック」を採用。
いっぽう、インテリアには木目調パネルや落ち着いた色合いの織物素材が使用され、モダンで上質感のある空間となっており、乗車定員は7名に設定されています。
リアシートには、オットマンや背もたれの中折れ機能を備えたキャプテンシート「プレミアムクレードルシート」が装備され、長距離ドライブでも快適な乗り心地が叶います。
そして、インパネにはホワイトステッチを施したグレーのソフトパッドと木目調の装飾。シートやドアトリムにはグレーの織物素材が採用され、高級車らしい設えとなっています。
ミニバンの快適さと高級車のようなラグジュアリーな空間、SUVのタフなデザインを両立させたオデッセイ クロスクルーザーですが、その完成度の高さから、市販を求める声が非常に多く、発表当時は実売されるだろうといった予想もなされていました。
しかし、オデッセイはその後2021年末に一度生産を終了。2023年12月には中国生産のモデルを輸入する形で復活しましたが、オデッセイ クロスクルーザーの実売には至っていません。
現在、SUV×ミニバンといえば2007年に登場した三菱「デリカD:5」が主な候補に挙がりますが、この1台の独断場といった状態で、登場から年数が経過してもなお根強い人気を維持しています。
SUVミニバンは他の車種に目立った候補がないなかで、オデッセイ クロスクルーザーは記憶に残る魅力的なクルマでした。
完成度が非常に高かったコンセプトカーなだけに、今でも実売を期待してしまうクルマのひとつです。
Writer: TARA
トヨタ自動車のある愛知県在住。学生時代にクルマやバイクに魅了される。大手オイルメーカーに就職し、自らもモータースポーツに参戦開始。その後は鈴鹿サーキットで勤務しつつ、カートレースやバイクレースを経験。エンジンやサスペンション、タイヤや空力などの本格的な知識を得る。現在はプライベートでさまざまなクルマやバイクに触れながら、兼業ライターとして執筆活動に勤しむ。現在の愛車はトヨタ ヴォクシー/ホンダ N-BOX。


























































