114万円で超すごい「究極のGRヤリス」に! 黒マフラーで305馬力!? フィーリングも変わる!? 「GRMN YARIS UPGRADE by ROOKIE Racing」とは
2022年に500台限定で登場したトヨタ「GRMNヤリス」。その進化は止まりません。レースの最前線でROOKIE Racingが得た知見を注ぎ込む「GRMN YARIS UPGRADE by ROOKIE Racing」が登場。排気系刷新による305馬力化と専用ソフトで走りを激変させる、その全貌に迫ります。
305馬力へ進化! 「GRMNヤリス」伝説は続く… 驚異の「アプデ」全貌
2022年に500台限定で販売されたトヨタ「GRMNヤリス」。その進化は納車で終わりではありませんでした。
今回新たに、スーパー耐久などで鍛えられた知見を注入する「GRMN YARIS UPGRADE by ROOKIE Racing」が登場。
ハードとソフトの両面から愛車を“深化”させるその内容とはどのようなものなのでしょうか。
GAZOO Racingは2026年1月16日に公式動画を公開しました。
「GRMN YARIS UPGRADE by ROOKIE Racing -Introduction Movie-」と題された動画で、GRヤリス プロジェクト・ゼネラル・マネージャーの山田寛之氏は「GRMNというのは、モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくりの先頭を行くクルマです」と語ります。
2022年のGRMNヤリス発売時、GRはオーナーに対して「今後もアップデートをしていく」と約束。それから3年の月日が流れ、ついにその約束が果たされる時が来ました。
今回発表された「GRMN YARIS UPGRADE by ROOKIE Racing」は、単なるパーツ交換ではないといいます。
開発エンジニアの森田浩平氏が「ハードウェアとソフトウェアを組み合わせて、2つ同時にやる」と語る通り、クルマのキャラクターを根底から引き上げる、野心的なプログラムとなっています。
すでに完成されたと思われていたGRMNヤリスのパフォーマンス。それを超えるために多くの背反事項(あちらを立てればこちらが立たずという課題)を克服し、認証や環境性能もクリアしながら辿り着いた、執念のアップデート内容を見ていきます。

■排気系刷新で305馬力へ 専用の「箱」で届く特別パーツ
今回のアップグレードキットで、ハードウェアの目玉となるのは、排気系の完全刷新です。
エンジン直後の触媒からマフラーのテールエンドまで、排気管全体がごっそりと交換されます。
開発エンジニアの森田氏によると、ポイントは「径の拡大」。具体的には、これまで48パイだったマフラー出口のサイド管を60パイへと大幅に拡大。
フロントパイプからテールパイプに至るまで全体的に太くすることで、背圧(排気抵抗)を低減させています。
これにより、最高出力は305馬力へと到達。開発を担当した大嶋選手も「低速からアクセルを踏み込んでいった時の加速感は、確実に速くなったと感じられる」と太鼓判を押します。
なおこのエンジントルク&出力アップにより、2024年3月発表の進化型GRヤリスと同等以上の出力が可能となるようです。
外観上の変化も見逃せません。マフラー全体には耐熱性の黒塗装が施され、スポーツ走行による熱焼けを目立ちにくくすると同時に、スパルタンなリアビューを演出。
テールエンドには「ROOKIE RACING」のロゴが刻印され、特別なモデルであることを静かに主張します。
さらに外装パーツとして、リアコンビネーションランプも変更。2024年の改良型ヤリス(後期型)の意匠を取り入れ、リアスタイルの新しさとワイド感を強調しています。

■走りを激変させる3つのソフト きめ細やかな制御とは
今回のアップグレードの真骨頂は、ハードウェアの変更に合わせて最適化されたソフトウェアの変更にあります。主に以下の3点がアップデートされます。
・アクセルレスポンスの変更
・電動パワーステアリング(EPS)の重さコントロール
・4WD駆動配分の変更
中でも開発陣がもっとも苦労したというのが、3つ目の「駆動配分」です。森田氏は「本当にびっくりするくらい動きが変わる」と自信をのぞかせます。
単に数値をいじるだけでなく、ROOKIE Racingとともにスーパー耐久やニュルブルクリンク24時間レースでGRヤリスを鍛え上げてきた実戦データをフィードバック。
ドライバーの意思に忠実かつ、より限界性能を引き出せるセッティングへと書き換えられています。
室内にはシリアルナンバー付きのプレートが装着され、所有欲を満たす演出も忘れていません。

■クルマとオーナーが共に育つ レースの知見を愛車に還元する
GRがこれほどまでに手間のかかるアップグレードを行う理由には「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」というGRの理念そのものがあります。
山田氏は「GRMNヤリスの開発には、ROOKIE Racingさんと二人三脚で取り組んできた進化の過程をどんどん注ぎ込んでいる」と語ります。
レースの現場で得た「速さ」と「壊れない強さ」のノウハウを、そのまま市販車のアップデートとしてオーナーに還元する。まさに、オーナーとメーカーが一緒になってクルマを進化させていく新しい楽しみ方の提案と言えます。
「常にGRMNがGRのトップにいられるようなクルマの出来を意識して作ってきた」と語る大嶋選手。
3年越しの約束として届けられたこのアップグレードは、既存のオーナーにとって、愛車への愛着をさらに深める最高のギフトとなるのかもしれません。
なお価格は114万4000円で、販売期間は2026年5月31日までとなっています。














































































