買って終わりじゃない! パイオニアの車載デバイス「NP1」は登場1年でどう進化した?【PR】

ディスプレイが載せられないクルマにもピタリとハマるパイオニアの「NP1」は、次世代通信型ドライブレコーダー、スマート音声ナビ、クルマWi-Fiなどが詰まったオールインワン車載器で、新機能やサービスが「通信」でアップデートされるのが特長です。発売から1年、愛車で使ってきた筆者が、その実際のところを綴ります。

「ディスプレイなしでOK&ドライブレコーダーと一体型」が購入の決め手

 個人的な話で恐縮ですが、僕(鈴木ケンイチ)の愛車は、マツダの「ロードスター990S」です。

 その走りをとても気に入っていますが、このクルマにもひとつ問題があります。それが「純正カーナビを載せられない」ということです。ディスプレイがありませんし、後付けのものも装備できません。

「ロードスター990S」はその名の通り車重が990kgという走りと軽さにこだわったモデルで、車内にディスプレイがなく、DIN規格の後付けカーナビの装着も難しい

 とはいえ今どきカーナビは必須、また車上荒らしや盗難などが増えているので、ドライブレコーダーも欲しいなと考えていました。

 そんなときに出会ったのが、2022年3月に発売になったパイオニアの「NP1」です。

 これは、従来とは異なる新しいタイプのカーナビです。スマート音声ナビと次世代通信型ドライブレコーダーが一体化しており、しかも、ナビゲーションはディスプレイではなく「音声」で行います。目的地への道のりを声だけで案内する、非常に画期的な製品だったのです。

スマート音声ナビ、次世代通信型ドライブレコーダー機能のほか、クルマWi-Fi(有料オプション)も。「通信」で、機能やサービスがアップデートする「AI搭載通信型オールインワン車載器」のNP1

 特に次世代通信型ドライブレコーダーは、いざという時の映像は、SDカードだけではなく、クラウド保存してスマホに通知、専用アプリで映像確認できるようになっています。

 また後述している、2022年12月にアップデート追加された「マイカーウォッチ」機能にも注目です。この機能はクルマ状況を、離れた場所からスマートフォンで遠隔監視できるサービスで、車室内や車外のカメラ映像とともにクルマの位置情報や速度情報など、専用アプリ「My NP1」でリアルタイムに確認できるだけでなく、不審者を発見した際には、定型メッセージの発報で警告することもできる優れた機能をもっています。

他の車両で「マイカーウォッチ」機能を試した際の様子。駐車中などクルマから離れている場合に衝撃を検知した場合に、スマートフォンの「My NP1」アプリから愛車の車内外の状況を確認できる。もし盗難などに遭遇してしまった場合でも、車内にいる人物の様子や、車両の現在位置と速度がリアルタイムで分かるだけでなく、遠隔で警告メッセージを発報することもできる

 そしてこのNP1が、「ディスプレイがいらない」「ドライブレコーダー機能もある」という、僕の要望を見事に満たしてくれました。

 価格は本体と1年分の「通信+サービス利用料」がついたベーシックプランで6万5780円(税込、以下同)、ただしNP1はサービスや機能の追加・更新を「通信」でおこなうので、ベーシックプランの場合は2年目から、別途年間1万5840円の「通信+サービス利用料」が発生します(ほかにもプランはあり)。

 このように、一種のサブスクリプションと考えた方がいいでしょう。それでも、本格的なカーナビよりも安く、しかもドライブレコーダー付きで、購入後も継続的にユーザーの使い勝手や体験が向上していくことを考えると、非常にリーズナブルだと感じたのも購入の決め手となりました。

実際に筆者(鈴木ケンイチ)の愛車に装着した「NP1」

 そんなこんなで昨年春に発売直後のNP1を、最寄りのカー用品店で購入、愛車に装着しました。

 メーカーが推奨する本体の設置位置は、フロントウインドウの運転席側です。ただし、ロードスターはそのフロントウインドウが小さいため、運転席側に設置すると視界を遮ると考えて、助手席側に設置しました。

 説明書を見ると左ハンドル仕様に備えて、助手席側に設置してもいいとありました。そして実際のところ、助手席側の設置でも問題なく使えています。

【画像】「NP1」って実際どうなの? リアルユーザーが体験した内容を見る(全35枚)

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