オートウェイの新上陸スポーツタイヤ3種を徹底比較! 公道&サーキット試乗で見る輸入タイヤの実力とは 【PR】
比べて分かる大きな進化 「DAVANTI PROTOURA RACE 改良版(TW200)」
最後はイギリスのブランドであるDAVANTIの「PROTOURA RACE(プロトゥーラレース)」をチェックします。価格は送料税込1本1万290円です。(※)2025年3月現在の価格であり、価格は変動します


プロトゥーラレースという銘柄自体はすでにオートウェイで販売されているモデルですが、今回は見た目こそ変わらないものの、タイヤの素材となるコンパウンドや内部構造を一新した改良版となっており、性能向上を果たしたモデルです。
改良版の一般道試乗で蘇武さんは、「転がりの良いタイヤで乗り心地もいいです。ロードノイズも静かめな印象です。だが、接地感が薄い印象がありますね。ワンダリングは少ないです。街乗りは好印象なタイヤです」とコメントしました。

高速道路では「一般道に比べるとロードノイズが大きくなった印象です。依然として転がり抵抗の少なさは感じます」と、このタイヤの転がりの良さを評価します。
また「レーンチェンジでもふらつき感は少ない。スポーツタイヤとは思えないほど乗り心地が良いですね。突き上げ感も少なく、軽快に走れる感じです。ただ、100km/hくらいで急にロードノイズが大きくなるのは溝が深いことが影響しているかもしれません」と印象を話してくれました。
そしてサーキットでは従来モデルと改良版をチェックしてもらいました。
従来モデルについて蘇武さんは「以前夏場に走った際にも感じたのですが、路面温度が高くてもグリップが効いてくるまで時間がかかる印象があります。接地感は薄い印象です。ただ、ブレーキはよく止まります。熱には強そうで、垂れる感じありません。長い距離・時間を走ってサーキットで練習したい人には向いていますね」とまずまずの印象。

改良版に乗ってみると「見た目は変わらないタイヤですが、性能は全然違うタイヤですね。従来モデルに比べサイドが柔らかく、縁石に乗っても当たりが柔らかいです。ステアリングレスポンスには影響がないレベルなのでいいですね」と乗った瞬間から違いが分かるといいます。
さらには「接地感は増していて、コーナーではしっかりタイヤが重くなる感覚が出てきました。縦も横もグリップ力のレベルが高く、自信を持ってアクセルを踏んでいけるタイヤです。従来モデルに比べて1周目からタイヤの性能が生きています」と確実に進化していることを感じ取れた様子でした。
【従来モデル】気温:18℃ 路面温度:16.1℃ 参考タイム:43秒656 最高速度(計測地点):85.679km/h
【改良版】気温:18℃ 路面温度:12.9℃ 参考タイム:42秒424 最高速度(計測地点):88.167km/h
「シチュエーション」や「スキル」に合わせてタイヤは選ぶ!
今回はオートウェイが取り扱う3ブランドのスポーツタイヤを公道とサーキットで試乗して、そのキャラクターをチェックしてみましたが、どのタイヤも異なる特性を持っていることが分かりました。

蘇武さんは「各タイヤに得意不得意があったが、使うシチュエーションやドライバーのスキルに合わせてタイヤを選んでいくのが良い」とし以下のように総括しました。
MOMO M-ATTACK 価格:送料税込1本1万1290円
「初心者向けのタイヤだと思います。路面温度が低くても安心して走れますね。ペースを上げてもコントロール性が高いので安心して踏んでいけるタイヤです」
ARMSTRONG BLU-TRAC RACE 価格:送料税込1本1万690円
「中級者向けのタイヤと感じます。縦のグリップが強い一方で横が弱めです。荷重移動でリアのスライドを使って向きを変えるのにはいいので、クルマを積極的にコントロールできる人にはもってこいです。熱にも強いので周回を重ねられます」
DAVANTI PROTOURA RACE 改良版 価格:送料税込1本1万290円
「従来モデルとはかなり印象が変わりました。従来モデルは路面温度が高い場合に特に適していたと感じましたが、改良版は路面温度が低くても対応できるようになりました。このタイヤは初心者から上級者までオールマイティーなタイヤですね。タイムを狙っていく走りにぴったりかと思います」

続けて蘇武さんは「どのタイヤも価格は抑えられているので、今回紹介したタイヤのどれが自分に合うのか、私のコメントをぜひ参考にして選んでみてください」と締めくくってくれました。
スポーツタイヤといっても街乗りでの快適性や見た目のカッコよさ、そして価格というのも重要なファクターです。
もし気になるタイヤがあったらぜひオートウェイのホームページをチェックしてみてください。
[Text:小鮒康一 Photo:茂呂幸正]
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。