高性能タイヤがこの価格で!? タイから黒船来襲! OTANI「BM2000」をサーキット&一般道試乗レビュー【PR】

一般ユーザー2人とサーキットでOTANIタイヤ「BM2000」の実力を試す!

コーナリング中も安定した挙動をみせる「BM2000」を装着したロードスター。唐突な挙動がないので安心して走れる
サーキット走行後のトレッドは少々溶けているが、トレッド面の乱れはなく、摩耗度も少なく感じる

 ただ、若干のヨレ感はあったもののタイヤからのインフォメーションが非常に分かりやすく、唐突に流れたり滑ったりはせずにしっかりとドライバーに限界を伝えてくれるため、非常にコントロールがしやすいタイヤだと言えるでしょう。

 また、周回を重ねてもグリップレベルが極端に低下することなく、非常に穏やかに下がっていくため、クルマのコントロールを学びたい人や、とにかく周回を重ねてドライビングテクニックを磨きたいと考えている人にとってはピッタリのタイヤです。

 今回は15周ほどサーキットを走りましたが、タイヤの摩耗具合も新品とほぼ変わらない程度だったため、トレッドウェア180とはいえ、あっという間に摩耗して無くなってしまうという心配もなさそうです。

パワーの異なる3台で走行!それぞれ感じたフィーリングは!?

パワーの異なる3台で実際に走行する。左からあいるーさんのGR86、欅まつやさんのBRZ、筆者(小鮒康一)のロードスター

 さて、袖ケ浦フォレストレースウェイを筆者のロードスターで走りましたが、タイヤの印象は人によっても感じ方が変わってくるものです。

 そこで今回は、あらかじめタイヤを事前に装着しておいてもらった2人のユーザーも交えて、サーキット走行と一般道での印象を聞いてみたいと思います。

筆者(小鮒康一)以外に2人にインプレッションをしてもらった。左から筆者、あいるーさん、欅まつやさん

「熱の入りが早く想像以上にグリップします!」GR86に乗るあいるーさん

「タイヤの剛性が高くしっかりとしたハンドリングを味わえる」とあいるーさんは「BM2000」を評価

 サーキット走行の約2週間前からタイヤを装着してもらっていた、GR86乗りの「あいるー」さんにBM2000の印象を聞いてみました。

GR86に乗るあいるーさんは、滑り始める限界の場面でも粘るようなグリップ力を見せたと話す

「一般道や高速道路でもロードノイズはあまり大きくなく、気になってしまうことはありませんでした。さらに、高速道路のような高いスピードでのコーナリングですと、タイヤの剛性が高くて非常にしっかりしたハンドリングを楽しめます。

 今回のサーキット走行で最初に感じたことは、熱の入りが早いということです。走り始めてから2周目で使える温度に上がってくれますし、グリップ力も想像以上に高く、滑り始める限界のような場面でも粘るようなグリップ力を見せてくれます。

 また、グリップが突然抜けてしまうようなこともないため、私のようにサーキット経験がそれほど多くないユーザーでも、安全に、楽しく走ることができるタイヤだと思います」(あいるーさん)

 

「滑り始めの分かりやすさが◎です!」BRZターボに乗る欅まつやさん

欅まつやさんのBRZはHKSのボルトオンターボキットによって300馬力までパワーが上げられており、タイヤの性能が試される

 欅(けやき)まつやさんは、登録者7.4万人のYouTubeチャンネル「欅まつや【男の趣味ch】」を運営するYouTuberで、愛車のBRZはHKSのボルトオンターボキットによって300馬力までパワーが引き上げられています。

 さまざまなスポーツタイヤに乗ってきたという欅さんは、OTANIタイヤの「BM2000」にどのような印象を持ったのでしょうか。

300馬力のパワーでも「縦グリップ、横グリップともにおおむね良好」と欅まつやさんは高評価

「BM2000はサイドウォールの剛性が高く、段差を乗り越える時にはスポーツタイヤらしいコツコツした乗り心地を感じますが、けっして不快なレベルということはなく、見た目のスポーティさからすれば及第点以上の乗り心地といえます。

 ロードノイズに関しては、正直『ものすごく静か』とは言えません。パターンノイズが少々聞こえてきますが、これも不快なレベルじゃないですね。特に私のBRZのようにマフラーが変わっている個体でしたら、気になることはまずないと思います。

 サーキットを走り始めて最初に感じたのは、横方向の踏ん張り力です。この速度でコーナーに進入したら滑るかな? と思う場面でもしっかりと粘ってくれますし、もしそこからスライドが発生してもまったく怖くありません。

 まるでタイヤが、これ以上攻めると滑るよ!滑り始めたからもうちょっと抑えて!とドライバーに語りかけているようなインフォメーションの良さで、滑り出した時のクルマの動きがとっても穏やかなんです。

 タイヤがタレ始めてからも印象が大きく変わることはなく、扱いやすさはそのままなので、練習にはまさにもってこいのタイヤです。このタイヤともっと走りたい!と思わせてくれる、そんなタイヤでした」(欅まつやさん)

サーキットでも通用する「BM2000」はリーズナブルで試す価値あり!

「BM2000」は金額を考えてみると試してみる価値を十分に感じるタイヤだ

 以上のように、今回装着したOTANIタイヤのBM2000は、装着したすべてのスポーツカーユーザーが「十分なグリップ力と非常に高い扱いやすさ」を実感したという結果になりました。

OTANIタイヤ「BM2000」を装着した「ロードスター」とサーキット走行後の筆者(小鮒康一)

 極限の走行やタイムアタックでサーキットのラップタイム更新を狙うようなユーザーには少しばかり物足りないかもしれませんが、一般道での快適性能とウエット性能が担保されており、サーキットに持ち込んだとしてもそれなりのペースで走ることができるため、練習用や走行会に参加するユーザーならば必要にして十分と言えそうです。

 そして何よりも、今回愛車のロードスターに装着した195/50R15サイズであれば、1本あたりは送料税込み8240円と価格がリーズナブルなことが最大のポイント。

 サイズラインナップもスポーツカーで採用されることが多い、15、17、18インチの各サイズが用意されていますので、気になった人はぜひオートウェイのサイトで詳細をチェックしてみてください。

[Text:小鮒康一 Photo:小林岳夫]

OTANI BM2000の詳細はこちら!

【画像】この価格で想像以上のグリップ感!衝撃の「BM2000」を詳しく見る!(55枚)

画像ギャラリー

Writer: 小鮒康一

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。

1 2

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー