ミシュランタイヤ3銘柄を徹底比較試乗!「トータル・パフォーマンス」性能をSUV3台で体感してみた【PR】

雪も走れる夏タイヤ MICHELIN CROSSCLIMATE 2の特長とは?

 最後に紹介するのは、「季節を問わずに安心して走りたい」と考えるユーザーにおすすめの「CROSSCLIMATE 2」です。

日産「キックス」に「CROSSCLIMATE 2」を装着。タイヤサイズは205/55R17だ

「CROSSCLIMATE 2」は近年ユーザーの関心が高まっている、一般的には”オールシーズンタイヤ”と呼ばれるもので、幅広い路面状況に対応するサーマル・アダプティブコンパウンドや新Vシェイプトレッドパターン、V-ランプエッジ、P-エッジLEVサイプなどの技術を採用。

 雪道で安心して走れる性能※を持ちつつ、舗装路面ではミシュランのベーシックタイヤ(ENERGY SAVER 4)と同等のハンドリング/ブレーキ/静粛性を備えていることから、ミシュランではこのタイヤを「雪も走れる夏タイヤ」と呼んでいます。 

※国際基準で定められたシビアスノー要件に適合。高い雪上性能を誇り、冬用タイヤ規制時でもチェーンを着用せずそのまま走行可能。

さまざまな路面状況に対応する専用コンパウンドや、V字のトレッドパターンにより雪上での走行を可能としている

「CROSSCLIMATE 2」は日産キックスに装着。タイヤサイズは205/55R17です。試乗前にタイヤを見ると、ストレートグルーブがない特徴的なV字角トレッドパターンが採用されています。雪には効きそうなデザインですが、はたして舗装路面ではどうなのでしょうか?

【一般道編】カチッとしたフィーリングと接地感の高さから来る安心感

 一般道ではステアリングの操舵力はわずかに軽めながらも、ヤワな感じはなく路面の状況も的確。操舵しても一般的なオールシーズンタイヤのようなグニャとしたヨレは少なく、今回の試乗車ではカチッとしたフィーリングと接地感の高さにビックリしました。

「CROSSCLIMATE 2」で一般道を走行。一般的なオールシーズンタイヤと比較してもヨレ感が少なく、静粛性に関しても申し分のない仕上がり

 乗り心地はアタリがソフトなのにスッキリとしたダンピングでコンフォートタイヤに片足を踏み込んでいるレベルです。静粛性の高いコンフォートタイヤと比べるとややパターンノイズを感じますが、気にならないレベルにおさまっています。

【高速道路編】速度域の高いシチュエーションでも基本性能の高さが垣間見える

 高速道路では速度域が高くなるので、厳密に言えば直進安定性や車線変更時の切り始めの応答、ロールのおさまりなどは、急な操作をしてしまうと遅れを感じる部分がないわけではありませんが、不快感はまったくありません。

「CROSSCLIMATE 2」で高速道路を走行。アクセルオフ時の転がりの良さもオールシーズンタイヤとは思えないレベル

 途中で運転支援のステアリング制御も試してみましたが、制御はサマータイヤとほぼ変わらないことを確認しています。

 タイヤを見る限りだと、特徴的なトレッドパターンだけに静粛性に難がありそうというイメージがありましたが、うるさいと感じることはなく正直意外でした。アクセルオフ時の転がりの良さも、オールシーズンタイヤとは思えないレベルです。

【ワインディング編】“緩い”ではなく“穏やか”なハンドリング特性で不安なく走れる

 ワインディングでは「本当に君は雪を走れるタイヤなの?」と勘繰ってしまうくらいシッカリ走ります。グリップもかなりのレベルで粘りながら路面に食いつく感じで、サマータイヤのそれに近い印象です。

「雪も走れる夏タイヤ」のキャッチコピーが本当か勘繰ってしまうほどの素直な走りをワインディングで見せた

 ハンドリングは、サマータイヤと比べれば応答性などはダルな方向ですが、他のオールシーズンタイヤとの違いは、その特性が“緩さ”ではなく“穏やか”に感じることです。

 ワインディングでのコーナリング時にタイヤへ大きく負荷がかかるような状況でも、その動きに過度なところがなく連続性があるので、不安なく走れるのでしょう。

 そのため、ステアリングの切り始めだけ丁寧に操作すれば、グリップの差はあるもののスポーツタイヤ/コンフォートタイヤと変わらないハンドリング特性を実感できると思います。

エッジ部に施された面取り加工によりブロックの倒れこみを防止。ドライ路面での高い制動力を発揮する
冬用タイヤ規制の道でも走れる「スリーピークマウンテンスノーフレークマーク(シビアスノーマーク)」とM+Sが刻印されている

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