TOYO TIRESのSUV専用「プロクセスCL1 SUV」ってどんなタイヤ? 履き替えるとどうなるの?【PR】
2020年12月に発表、この1月から国内で発売した新しいSUV専用タイヤが、TOYO TIRESの「PROXES CL1 SUV(プロクセスCL1 SUV)」です。16インチから20インチ、全20サイズを用意し、ラベリングは全サイズ「A-b」と、低燃費タイヤとなっています。そんな最新タイヤはどんな特徴があるのでしょうか。アウディのコンパクトSUV「Q3スポーツバック」に装着し、一般道から高速道路、ワインディングロードを走ってみました。
SUV専用に開発された 静かな低燃費タイヤ
SUV市場が活気づいています。
日本自動車販売協会連合会(自販連)が発表した2020年度(2020年4月から2021年3月)の乗用車ブランド通称名別順位を見てみると、2位のトヨタ「ライズ」を筆頭に、7位のトヨタ「ハリアー」、14位のトヨタ「RAV4」、など、SUVが上位にランクインしているのがわかります。
国内新車販売台数をみると、2016年はSUVのシェアが7.5%だったのに対し、2019年では9.9%と拡大傾向が続いています。
これは日本だけでなく、世界的な流行ともいえます。コンパクトクラスから超高級ラグジュアリーまで、SUVの新車ラッシュが続いています。さらにガソリン車やディーゼル車だけでなく、ハイブリッド(HEV)、プラグインハイブリッド(PHEV)、そして電気自動車(EV)のSUVも続々と登場しています。ポストミニバンとして、これからもSUVのシェアは伸びていきそうです。
SUVというとアウトドア派で、オフロードや雪道にも強そうなイメージがありますが、最近のSUVが新車装着しているタイヤはM+Sではなく、通常のサマータイヤがほとんどです。つまりSUVは、セダンやミニバンがそうであったように、日常の足として使われています。
そんななか、市場ニーズに応えるのが得意なTOYOTIRESから、新しいSUV用タイヤ「プロクセスCL1 SUV」が誕生しました。
静粛性能、摩耗性能、環境性能、デザイン性という4つが、プロクセスCL1 SUVの開発ポイントです。SUVでも街乗りがメインになると静粛性を重視しなくてはならないし、パワートレインからの音が聞こえにくいHEV、PHEV、EVでも気にならないタイヤの静かさを追求しています。
HEV、PHEV、EV、CDV(クリーンディーゼル車)など、車両重量が増えることに対応した摩耗性能の対策、電気モーターの大トルクでの発進にも摩耗性能のケアをしています。また転がり抵抗軽減とウエット性能を両立させて、タイヤ・グレーディングを維持するなど、安心、安全と環境性能にも配慮しています。
またサイドウオールに凹文字でTOYO TIRESのロゴを採用するなど、デザイン性を重視したものになっています。
先代の「プロクセスCF2 SUV」と比較すると、静粛性能と摩耗性能が向上し、全サイズで転がり抵抗性能は「A」、ウエットグリップ性能「b」と環境性能を維持し、静粛性を考慮したトレッドパターンデザインになっていると謳われています。
トレッドパターンを詳しく見てみましょう。
左右非対称の4本グルーブ(小さなサイズは3本グルーブ)でブロックが縦につながったリブを基調としたデザインは、見るからにパターンノイズが小さそうです。
イン側は横方向のサイプを多めにして打音を減らし、静粛性向上と同時に排水性と乗り心地を確保、アウト側では大きなブロックでグリップアップを狙っています。
操縦安定性向上と偏摩耗抑制にブロックの角を面取りするように、ところどころ斜めにカットした「ダイナミックテーパー」が洗練されたイメージをつくっています。イン側とアウト側のショルダーブロックに採用された、偏摩耗抑制とグリップアップを狙ったような「3Dマルチサイプ」もユニークです。
接地圧力が均一になるようにする「バレルルーフリブ」も、目立たないですが凝ったデザインです。接地するリブの面を少し山型にすることで、リブ全体の圧力分布が均一になるようにできています。
イン側とアウト側でパターンのピッチ数を変えることにより、パターンノイズのピークを抑えホワイトノイズ化することで静粛性を向上させています。
このようにして新しいプロクセスCL1 SUVは、先代のプロクセスCF2 SUVに比べて22%もパターンノイズを低減しているとのことです。