「関越道利用は控えて!」 「湯沢~月夜野」通行止め続く… 多重事故で解除見通し立たず 広域迂回ルートは?
2025年12月26日夜に発生した関越自動車道の多重事故により、湯沢IC~月夜野IC間で上下線の通行止めが翌日27日お昼時点でも続いています。NEXCO東日本新潟支社は27日、「復旧には相当な時間を要する」として、上信越道などへの広域迂回を呼びかけています。現在の状況と迂回ルートを解説します。
関越道「湯沢~月夜野」通行止め続く 多重事故で、広域迂回ルートは
年末の交通量が増え始める時期に、関越道で事故が発生しました。
群馬県と新潟県の県境付近で車両多数が絡む多重事故と火災が起き、2025年12月27日正午現在も当該区間で通行止めが継続中です。
現場では警察による見分が続いており、解除の時期は「未定」。
NEXCO東日本新潟支社が発表した最新情報をもとに、事故の経緯とドライバーがとるべき回避方法を解説します。

2025年12月26日の夜、関越自動車道(E17)の群馬県と新潟県の県境エリアで大規模な多重事故が発生しました。
NEXCO東日本(新潟)の公式発表によると、通行止めが開始されたのは26日の20時12分からです。
当初は下り線の月夜野ICから水上IC間での規制でしたが、その後、20時35分には上り線の水上ICから月夜野ICも通行止めとなり、規制区間は「湯沢IC~月夜野IC(上下線)」へと拡大。
現場周辺の監視カメラや公開された写真からは、トラックを含む複数の車両が激しく損傷し、黒煙と炎が上がっている様子が確認できます。車両が折り重なるように停車しており、事故の衝撃の大きさを物語っています。
NEXCO東日本新潟支社によると、12月27日11時30分の時点でも警察と消防による事故見分が行われている最中です。
この見分が終了次第、現場の施設確認と復旧作業に着手する予定ですが、路面やガードレールなどの道路施設にも大きな被害が出ている可能性があり、事態は長期化する見込み。
この事故による影響は甚大です。NEXCO東日本新潟支社は、通行止めの解除について「未定」としたうえで、「相当な時間を要する見込み」と発表しています。
事故発生直後から通行止め区間内には多くの車両が滞留することとなりました。これに対し、NEXCO東日本新潟支社は26日の夜から、動けなくなったドライバーや同乗者に向けて、軽食や飲料水、携帯トイレといった支援物資の配布を実施していました。








