新たな「ホンダ“NSX”」世界初公開へ! 初代オマージュ&「タイプR」を象徴する「赤い“H”エンブレム」採用! “口の字型テールライト”が目を惹く! イタルデザイン「ホンダ NSX トリビュート」東京オートサロン2026に登場!
イタリアの名門デザインハウス、イタルデザインは2025年12月19日、ホンダ「NSX」に敬意を表した「Honda NSX Tribute by Italdesign」を「東京オートサロン2026」で世界初公開すると発表しました。一体どのようなモデルなのでしょうか。
再解釈された日本を代表するスーパースポーツの精神
2025年12月19日、イタリアの名門デザインハウスであるイタルデザインは、ホンダの名車「NSX」に敬意を表したモデル「Honda NSX Tribute by Italdesign(ホンダ NSX トリビュート by イタルデザイン)」を、2026年1月に開催される「東京オートサロン2026」にて世界初公開することを発表しました。
日本を代表するスーパースポーツカーを題材に、イタリアンデザインの視点から再解釈を加えた一台として、大きな注目を集めています。

NSXは1990年に初代モデルが登場しました。当時、スーパーカーといえば扱いづらく高価で、限られた人のための存在というイメージが一般的でしたが、NSXはその常識を覆し、「誰もが日常で乗れるスーパーカー」という新しい価値観を提示しました。
アルミモノコックボディの採用や、F1で培われた技術の投入など、数々の革新的なメカニズムを備えながらも、高い信頼性と快適性を両立させた点は世界的に高く評価されました。
その完成度の高さは、フェラーリをはじめとする欧州メーカーにも大きな影響を与えたといわれています。
初代NSXは2005年に生産を終了しましたが、その存在感が色あせることはありませんでした。
その後ホンダはNSXの名を復活させ、2016年に2代目モデルを投入します。電動化技術を積極的に取り入れたハイブリッドスーパースポーツとして登場した2代目NSXは、先進技術と高性能を融合させた意欲作でした。
しかし、この2代目NSXも2022年をもって生産を終了し、NSXの名は再び歴史の区切りを迎えることとなります。
今回のHonda NSX Tribute by Italdesignは、そうしたNSXの歩んできた歴史と哲学を深く理解したうえで生み出されたコンセプトモデルです。
イタルデザインは、初代NSXが持っていた革新性とピュアなスポーツ性を、現代的なデザイン言語で再構築することに挑みました。
単なる復刻やリデザインにとどまらず、NSXという存在が持つ精神性を未来へとつなぐ試みである点が、このモデルの大きな特徴といえるでしょう。
また同車は、ホンダへの感謝を示すと同時に、スタイルとパフォーマンスの両面でヨーロッパのスーパースポーツに初めて本格的に挑戦した、日本車を代表する存在へのオマージュでもあります。
限定生産となるこのシリーズは右ハンドル仕様のみで展開され、顧客一人ひとりと向き合う、極めてパーソナルな体験を重視しています。
JDMのデザインや哲学に共鳴する層をはじめ、90年代のアイコンカーに特別な思いを抱く愛好家、さらには伝統と進歩の融合を求めるハイパーカー志向の顧客まで、幅広い層を視野に入れています。
なお、公式SNSではすでにティザー画像が公開されており、その断片的なビジュアルからは、ホンダのピュアスポーツモデルの称号である“タイプR”にしか与えられない真っ赤なホンダエンブレムや、近代的なロの字型デザインのテールライトを確認することができます。
Writer: くるまのニュース編集部
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