トヨタ「次期カローラ」がスゴい! 最新サメ顔×一文字ライト採用!? まるで“ポルシェ風”クーペシルエットで超カッコいい! コンセプトモデルの正体とは
トヨタは「ジャパンモビリティショー2025」に、次期型を示唆する「カローラコンセプト」を出展しました。世界中が注目する13代目の“新型”カローラは、果たしていつ登場するのでしょうか。
次期「カローラ」は「EV」それとも「エンジン車」? その答えは「両方です」!?
2025年10月29日から11月9日まで開催された「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」にてトヨタが発表した「カローラコンセプト」。
現行型(12世代目)からは考えられないスポーティな外観になった、次期「カローラ」を示唆するコンセプトカーですが、実際に13代目の新型カローラはいつ市販化されるのでしょうか。

1966年の初代登場以降、カローラの累計販売台数は5000万台以上で、世界150以上の国と地域で愛されています。
今の「世界のトヨタ」を作り上げた張本人といっても過言ではないでしょう。
そんなカローラの13世代目となる新型モデルとして世界初公開されたのが、カローラコンセプトです。セダンというよりもクーペのような、圧倒的に低く構えたデザインがお見事。ロー&ワイドという言葉が良く似合うクルマに仕上がっています。
スポーツカーとも言える低いボンネットに、短い前後オーバーハング(長いホイールベース)、大径タイヤの採用といったエッセンスが相まって、車名を言われるまでカローラとは思えないようなエクステリアデザインです。
特に大きく倒れたAピラーは、現行型のカローラからは想像できないような角度となっています。
インテリアは温かみのある色味ですが、ペダルなどを見ていくと完全にバイワイヤ(機械式ではなく電気信号で伝達する仕組み)の雰囲気です。
こうした点を踏まえると、旧来の内燃機関搭載(純エンジン車)は考えにくいのですが、開発者からは「カローラですからね」という含みのある回答が返ってきました。
もちろんBEV(電気自動車)の可能性も考えられますが、世界中で販売するカローラだから、内燃機関が必要となる地域もあるでしょう。
単純なBEV化はできないカローラだからこそ、新型ガソリンエンジンとタッグを組んだ新型車両の登場が予想できるのです。
実は現在トヨタは、BEV/PHEV(プラグインハイブリッド)/HEV(ハイブリッド)の「マルチパスウェイ」展開を見据え、コンパクトにした新エンジン群(直列4気筒1.5リッター自然吸気、1.5リッター+過給、2リッター+過給)を開発していることを2024年5月に明らかにしており、2026年中の開発に向けて動いているといわれています。
そのうち主に1.5リッター自然吸気エンジンと、それを基軸にした電動パワーユニットの組合せが、カローラへ組み合わせられるでしょう。
すると見えてくるのが新型カローラの登場時期で、エンジン開発後の2027年頃と考えるのが妥当な線ですが、2026年中という期待もしてみたいところです。
現行型(12代目)カローラは2018年に登場(セダン・ツーリングは翌2019年)し、既にカローラのモデルチェンジサイクルである5~7年を経過しました。
さらに2026年は、カローラ誕生から60周年を迎えます。こんな記念すべき年に、新開発の高効率エンジンを搭載した全面刷新がおこなわれたら、大きな話題になること間違いなしです。
良品廉価というカローラの大きな至上命題を達成するためには、高効率な新型エンジンの搭載が必須でしょう。エンジン開発が2026年中に間に合うのであれば、同年の新型カローラ登場にも大きな期待が持てます。
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トヨタにとっての大きな挑戦ともいえる、新型カローラの発売。コンセプトモデルのような、スポーツカー然とした新しいカローラが、来年末までに登場することを期待しながら、カローラの60周年をお祝いしましょう。
そしてコンセプトモデルのセダンだけでなく、ツーリング(ステーションワゴン)、スポーツ(5ドアハッチバック)、クロス(SUV)といったカローラファミリーの新型登場も期待していきたいところです。
Writer: 赤羽馬
金融業・自動車ディーラー営業マンを経て、ライターとして独立。幼少期からの自動車カタログ収集癖あり。エンドユーザーに役立つ話や経済・金融とクルマに関する情報を発信中。









































