トヨタ新型「“四駆”SUV」発売! 「トヨタ初」となる6つの「画期的システム」&“めちゃ便利ギミック”を搭載! 3つの「異なる専用デザイン」も魅力! 7年ぶり全面刷新の「RAV4」に採用された先進装備って?

2025年12月17日にトヨタ「RAV4」の新型モデルが発売されました。今回は、約7年ぶりの刷新で全面進化した6代目に採用されている、トヨタ初の革新的な技術をピックアップして紹介します。

全面刷新で採用―6つの「トヨタ初採用」となる装備に注目!

 トヨタは2025年12月17日、「RAV4」のフルモデルチェンジを施した新型モデル(6代目)を発売しました。

 約7年ぶりの全面刷新となった新型RAV4は、個性の異なる3つのスタイルを設定。トヨタ初となる先進技術を数多く採用するなど、同社のクルマづくりにおける大きな転換点ともいえる一台です。

トヨタ初採用の6つの先進装備とは?
トヨタ初採用の6つの先進装備とは?

 1994年に初登場したRAV4は、セダンやハードトップの需要が減少するなかで「SUVブーム」を牽引してきた象徴的な存在です。

 特にホンダ「CR-V」と並び、北米をはじめとする海外市場で高い人気を獲得してきました。

 6代目となる新型RAV4は、2025年5月にワールドプレミアを実施。「ジャパンモビリティショー2025」ではプロトタイプが公開されています。

 開発キーワードは「多様化」「電動化」「知能化」。まず多様化では、「Adventure」「Z」「GR SPORT(2025年度内発売予定)」の3つのスタイルを展開しました。

 電動化では、ハイブリッド車(HEV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)を設定。いずれの電動パワートレインも4WD(四輪駆動)となります。

 発売時点のパワートレインはハイブリッドのみですが、新開発のプラグインハイブリッドシステムを採用するPHEVを「Z」「GR SPORT」に追加予定です。発売時期はいずれも2025年度内を予定しています。

 知能化の分野では、ソフトウェアプラットフォーム「Arene(アリーン)」を初採用しました。

 そこで今回は、新型RAV4に採用された“トヨタ初”の革新的な技術を6つピックアップして紹介します。

※ ※ ※

●ソフトウェアプラットフォーム「Arene(アリーン)」

 まず注目したいのが、ソフトウェア開発の基盤となるプラットフォーム「Arene」の初採用です。

 交通事故ゼロ社会を目指すトヨタが、これまでに培ってきたノウハウを活かして開発したソフトウェアで、新世代マルチメディアや最新版トヨタセーフティセンスの搭載を可能にしました。

 新型RAV4はソフトウェアアップデートにも対応。ディーラーに入庫することなく、ディスプレイオーディオの案内に従って操作することで、常に最新のソフトウェアを利用できます。

●カラーヘッドアップディスプレイ<スロープ(斜め)表示>

 ウインドシールドガラスに情報を投影するカラーヘッドアップディスプレイは、Zグレードの標準装備です。

 従来型に対し、新型では「スロープ表示」を採用。遠近感を活かした表示とすることで、ドライバーが直感的に情報を把握できるよう工夫されています。表示する情報量は、フル・スタンダード・ミニマムの3段階から選択可能です。

●エレクトロシフトマチック<一方向操作方式>

 エレクトロシフトマチックは、近年のトヨタ車で採用が進んでいる電子制御式シフトレバーです。

「プリウス」や「アクア」、「ノア」などにも設定されていますが、新型RAV4では「一方向操作方式」を採用。ワンアクションで直感的な操作が可能となり、インテリアのすっきりとしたデザインにも貢献しています。

 さらに、電動パーキングブレーキのスイッチをシフト周辺に配置することで、視線移動を最小限に抑え、使い勝手を向上させました。

●進化したトヨタセーフティセンス

 トヨタセーフティセンスは、衝突被害軽減ブレーキやステアリング操作支援などを含む予防安全パッケージの総称です。

 新型RAV4では、ソフトウェアプラットフォーム「Arene」を活用した最新版のトヨタセーフティセンスを初搭載しました。

 多くの安全機能は全車標準装備となっていますが、「緊急時操舵支援(アクティブ操舵機能付)」や「フロントクロストラフィックアラート」など、一部の機能はZグレード向けにオプション設定されています。

●パノラミックビューモニター<3Dビュー付>

 パノラミックビューモニターは、駐車時の安全確認を目的に、車両を上空から見下ろしたような映像を表示する360度モニターです。

 小型車から高級車まで幅広く採用が進んでいますが、スワイプ操作によって周囲を確認できる「3Dビュー付」の仕様は、新型RAV4が初採用となります。

●12.9インチディスプレイオーディオ

 インテリア中央には、新世代マルチメディアを初搭載。12.9インチの大画面ディスプレイオーディオは、スマートフォン感覚でのタッチ操作が可能です。ホーム画面は好みに応じてカスタマイズできるほか、音声認識にも対応しています。

 なお、2025年10月9日に発売された「bZ4X」の一部改良モデルでは、14インチのフルHDディスプレイオーディオを採用しており、新型RAV4よりも大きなセンターディスプレイを備える車種も存在します。

※ ※ ※

 今回紹介したトヨタ初採用の先進技術は、新型RAV4を皮切りに、2026年以降に登場するトヨタ車へ順次展開されていく可能性が高そうです。

【画像】超いいじゃん! これが6つの装備“初採用”のトヨタ新型「“四駆”SUV」です!(30枚以上)

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Writer: 山城颯太

理系国立大学を卒業後、自動車メディアを中心にフリーランスのライターとして活動中。TOEIC 925点。クルマから電車、飛行機まで乗り物大好き。主に新型車のグレードに焦点を当てたモデル紹介、海外車の執筆などを担当。

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