日本に無い「トヨタ車」“輸入”が決定! 導入予定の「カムリ」ってどんなクルマ!? アメリカ「ベストセラーモデル」のスゴいところとは
米国大統領訪日の際に浮上したトヨタの米国生産車輸入構想。その筆頭として期待されていたトヨタ「カムリ」が、正式に国内導入計画中であると明らかにされました。2024年にはフルモデルチェンジが実施され、さらにかっこよく魅力的なモデルに成長しているカムリについて紹介します。
米国で売れ続けるトヨタ「カムリ」とは
セダン不人気のあおりを受け、日本から姿を消して久しいトヨタ「カムリ」が、米国産モデルとして再び2026年にも国内導入を検討していることが、2025年12月19日にトヨタから正式発表されました。
米国では長年セダン部門のベストセラーを記録しつづけ、2024年も前年比で約6.6%も販売が上昇するなど、いまも高い人気を誇っているカムリについて、あらためて紹介しましょう。
![日本にはない「トヨタ車」がやってくる![画像は北米仕様のトヨタ「カムリ」最新モデル]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/12/20251219_TOYOTA_Camry_SE_AWD_001.jpg?v=1766114228)
日本の自動車メーカーが生産するクルマのなかには、海外では販売されているものの、日本では購入できないモデルが数多く存在します。
とくに米国市場向けのモデルは、ボディサイズやデザイン、余裕のあるパワートレインなど、日本仕様とは異なる魅力を備えており、以前から輸入を望む声は少なくありませんでした。
トランプ大統領来日のときから、トヨタの米国生産車導入の最有力候補とされているのがカムリです。
日本では2023年末に生産終了となりましたが、米国ではその後も販売が継続され、2024年には11世代目となる新型カムリが登場。米国のほかタイやシンガポールといった東南アジアでも販売されています。
米国仕様の新型カムリは、全長4915mm×全幅1840mm×全高1445mm、ホイールベース2825mmという堂々としたボディサイズをもち、パワートレインは全車に2.5リッターエンジンとモーターを組み合わせる第5世代ハイブリッドシステムを搭載します。
駆動方式はFFに加えAWDも設定され、燃費はベースモデルで51MPG(EPA総合、約21.7km/L)と大柄ボディとしては非常に優秀ないっぽう、システム出力で約225馬力、最大トルクは約163lb-ft(約221Nm)という余裕あるスペックを誇ります。
セダンならではの基本性能もしっかりと磨き込まれています。
サスペンションはフロントにマクファーソンストラット式、リアにマルチリンク式を採用し、操縦安定性と乗り心地を高い次元で両立。後席の足元空間にも余裕があり、長距離移動における快適性も申し分ありません。
米国での価格は2万8700ドル(約447万円)から3万4900ドル(約544万円)となります。
ちなみに日本で売られていたころ(2022年時点)のカムリの価格(消費税込み)は、349万5000円から468万2000円でした。
現地生産の輸入モデルだけに、このあたりの価格設定もどうなるのか気になるところではあります。




































































