トヨタ新「“ちいさい”スポーツカー」初公開へ! 1.6リッターで“300馬力超え”? 2人乗りモデル? 上質仕様もありそうな「GR ヤリス MORIZO RR」どんなクルマに?
トヨタが来年1月に開催される「東京オートサロン2026」の出展内容を発表しました。その中に、気になる一文を見つけました。それが、“現在開発中のGRヤリス 特別仕様車「GR Yaris MORIZO RR」~を展示いたします”というもの。「GRヤリス」に特別仕様車「MORIZO RR」が追加されるということです。どのようなクルマになるのかを考えてみました。
ハイパフォーマンスモデル「MORIZO RR」が登場?
トヨタが発表した「東京オートサロン2026」の出展内容のリリースから、「GRヤリス」に特別仕様車である「GR ヤリスMORIZO RR」が開発されていることがわかりました。
東京オートサロン2026のトヨタのGRブースには、その開発中の「GRヤリスMORIZO RR」が展示されることになるというのです。
「MORIZO RR」とは何を意味するのか?
GRヤリスMORIZO RRの内容を考える上でポイントとなるのが「MORIZO」の名前があることです。
ご存じの方も多いでしょうけれど、「MORIZO」とは、トヨタの会長である豊田章男氏を示すもの。豊田章男会長は、古くから「MORIZO(モリゾウ)」の名前を使って、ひとりのモータースポーツ好きの人間としてレースに参加してきました。自動車メーカーのVIPでありつつも、自らハンドルを握って走っていたのです。
その「MORIZO(モリゾウ)」が開発に関わったモデルが「MORIZO」となります。これまで、トヨタは2021年のKINTO扱いの「GRヤリス“モリゾウセレクション”」や、2022年の「GRカローラ モリゾウエディション」、2024年のレクサス「LBX MORIZO RR」といったモデルが世に送り出されています。
GRヤリス“モリゾウセレクション”は、ユーザーにあわせて内容をアップデートさせるという内容であり、GRカローラ モリゾウエディションは軽量化をつきつめた2名乗車仕様、LBX MORIZO RRはラグジュアリーとハイパフォーマンスの融合を目指したクルマです。「MORIZO」の名前をつけたモデルは、どれもユニークな内容であることが特徴と言えるでしょう。
同じ「RR」を付ける「LBX MORIZO RR」の内容
来年の東京オートサロン2026で展示が予告されたGRヤリスMORIZO RRを予想する上で重要なヒントとなるのが同じ「RR」を持つレクサスの「LBX MORIZO RR」です。
その「LBX MORIZO RR」がどんな内容であったのかを知れば、おのずとGRヤリスMORIZO RRの姿も見えてくるはず。
では、「LBX MORIZO RR」がどんなクルマであるかといえば、クラスレスのラグジュアリーを提案する「LBX」のハイパフォーマンスモデルとなります。
つまり、ラグジュアリーとハイパフォーマンスの融合です。トヨタは「モリゾウことマスタードライバーである豊田 章男と共に、LEXUSらしい上質な走りと洗練されたデザインはそのままに、クルマとの対話を楽しみ、思わず笑みがあふれ、非日常の高揚感を味わえるハイパフォーマンスモデルとして開発されました」と説明しています。
パフォーマンスアップのために、エンジンはGRカローラやGRヤリスと同じ1.6リッター直列3気筒ターボ(G16E-GTS)を搭載。パワーは224kW(304PS)を誇ります。
トランスミッションは6速iMTと8速ATの2種で、駆動は電子制御のフルタイム4WD。サスペンション、ブレーキ系も高性能なものに改められており、専用エクステリアも与えられました。
見た目はLBXですが、中身は、ほぼGRヤリスとほぼ同じという、大幅な改良が加えられています。
ところが、インテリアは上質なLBXそのまま。それどころか、内装色/シート素材/ベルト色を選べる、オーダーメイドシステムも用意されています。ちなみにレクサスの名に恥じないような音と振動対策も施されており、静粛性に優れます。つまり、飛ばさなければ、ラグジュアリーなLBXそのままというのも特徴となります。
GRヤリスMORIZO RRは、どうなるのか?
同じ「MORIZO RR」を名乗るLBX MORIZO RRは大幅な改良の末、レクサスらしいラグジュアリーとハイパフォーマンスを融合したクルマとなっていました。では、現在開発中のGRヤリスMORIZO RRも同じく、ラグジュアリー&ハイパフォーマンスなクルマになるのでしょうか。
もしも、そうなるのであれば、ベースとなるGRヤリスは、もともとハイパフォーマンスなクルマですから、足りない部分となるラグジュアリー度を高めることになります。現在のGRヤリスには、ハイパフォーマンスのためのグレードとモータースポーツ参戦用車両という、走りに振ったハードなグレードがすでに用意されていますから、もっとラグジュアリーに振ったソフトな雰囲気の特別仕様車として追加されることもあり得るでしょう。
しかし、モータースポーツを愛する豊田章男氏の「MORIZO」の名を与える特別仕様車であれば、さらなるハードな仕様で登場するかもしれません。GRカローラ モリゾウエディションのように後席をつぶし、乗車定員2名にして、さらなる高性能を謳うかもしれません。また、KINTO仕様のようにユーザーに寄り添うアップデートのように、これまでにない新しいサービスを追加して登場するかもしれません。
どんな内容になるにしても、見る人、聞いた人があっと驚くクルマになることは間違いありません。東京オートサロン2026のトヨタの発表は、見逃せないということは確実です。楽しみに1月を待ちましょう。
Writer: 鈴木ケンイチ
1966年生まれ。國學院大学経済学部卒業後、雑誌編集者を経て独立。自動車専門誌を中心に一般誌やインターネット媒体などで執筆活動を行う。特にインタビューを得意とし、ユーザーやショップ・スタッフ、開発者などへの取材を数多く経験。モータースポーツは自身が楽しむ“遊び”として、ナンバー付きや耐久など草レースを中心に積極的に参加。見えにくい、エンジニアリングやコンセプト、魅力などを、分かりやすく説明するように、日々努力している。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。













































