日産が「“新”スカイライン」発売! “純ガソリンエンジン”の咆哮と「FRハンドリング」の楽しさを追求できる「究極モンスターセダン」登場! “日産スポーツ魂”を継ぐ「400Rリミテッド」はバーゲンプライス!?

2025年12月18日、日産は高級スポーツセダン「スカイライン」の特別仕様車「400Rリミテッド」を発売しました。

日産が「“新”スカイライン」発売!

 日産は2025年12月18日、高級スポーツセダン「スカイライン」の特別仕様車「400Rリミテッド」を発売しました。

 同車はハイパフォーマンスグレード「400R」をベースとした特別仕様車で、全国でわずか400台のみが販売されます。

日産が「“新”スカイライン」発売!
日産が「“新”スカイライン」発売!

 長きにわたり日本のスポーツセダン市場を牽引し続けてきたV37型スカイラインに今回登場したこの限定車は、2025年10月末に開催された「ジャパンモビリティショー2025」でも実車が初公開され、多くの来場者の視線を釘付けにしました。

 日産自身が「現行スカイラインの集大成」と断言するモデルであり、単なる装備の追加にとどまらない、走りの質感を根本から磨き上げた「本気」のコンプリートカーとして世に送り出されています。

 ベースとなった“400R”は、その名の通り最高出力405馬力・最大トルク475Nmという圧倒的なパワーを誇る3リッターV型6気筒ツインターボエンジンを搭載したモンスターセダンです。

 今回のリミテッドでもこのエンジンと7速AT、そしてFR(後輪駆動)というパワートレインの基本構成は踏襲されています。

 ボディサイズも全長4810mm×全幅1820mm×全高1440mm、ホイールベース2850mmと、数値上のスペックに変化はありません。

 しかし、このリミテッドの真価は、カタログの数値には表れない「感性領域」のチューニングにあります。

 開発陣は、405馬力という強大なパワーをより路面へ確実に伝え、ドライバーが意のままに操れるハンドリングを実現するために、足回りに徹底的に手を加えました。

 まず注目すべきはタイヤの銘柄変更で、標準のランフラットタイヤから、ハイグリップタイヤとして名高いダンロップの「SP SPORT MAXX GT 600」へと換装されました。

 これは日産のフラッグシップスポーツである「GT-R」にも採用されているタイヤシリーズであり、そのグリップ力は折り紙付きです。

 この高性能タイヤのポテンシャルを引き出すべく、組み合わされる19インチアルミホイールも専用チューニングが施され、リム幅をフロントでプラス0.5J、リアでプラス1.0Jへとワイド化。

 タイヤの接地性を高めるとともに、踏ん張りの効いたスタンスを実現しています。

 さらに、これに合わせてサスペンションのバネ定数も向上させ、コーナーでのロールを抑えた引き締まった乗り味を実現。

 ブレーキパッドも耐フェード性の高い専用品に変更されており、サーキット走行やワインディングロードでの過酷な連続走行でも、安定した制動力を発揮できるよう強化されています。

 つまり、400Rリミテッドは単なるドレスアップ仕様ではなく、メーカー直系の「チューンド・スカイライン」なのです。

 そしてエクステリアにおける最大のトピックは、特別塗装色「ワンガンブルー」の設定でしょう。

 光の当たり方や見る角度によって深みのある青から鮮烈な輝きへと表情を変えるこのカラーは、これまでGT-Rや「フェアレディZ」といった日産を象徴するスポーツモデルにのみ許された、ある意味で“特権的”な色でした。

 既存の400Rには設定されていなかったこの特別なブルーを身に纏うことは、400Rリミテッドが日産のスポーツスピリットの正統な継承者であることを静かに物語っています。

 さらに、リアスポイラーとドアミラーカバーには専用のカーボンパーツが奢られ、トランクリッドには誇らしげに「Limited」の専用バッジが輝きます。

 そして何よりオーナーの所有欲を満たすのが、400台限定であることを証明する「シリアルナンバープレート」の存在で、コックピットに収まるたびに、自分だけの特別な一台であるという優越感に浸ることになるでしょう。

 これほどの内容を盛り込みながら、安全性への配慮も忘れてはいません。

 先進安全運転支援システムも最新版へとアップデートされており、「エマージェンシーブレーキ(自動緊急ブレーキ)」の検知対象が従来の車両に加え、歩行者や自転車にまで拡大されました。

 ハイパフォーマンスカーであっても、日常の安全性を犠牲にしないという現代のプレミアムセダンとしての矜持が感じられます。

 この特別仕様車400Rリミテッドの車両価格(消費税込)は、693万5500円。

 ベースモデルからの価格上昇はあるものの、カーボンパーツや専用の足回り、そして何より「最後の純内燃機関ハイパワーFRセダン」になるかもしれないという希少性を考えれば、バーゲンプライスと言っても過言ではないでしょう。

※ ※ ※

 現行V37型の登場から11年。「スカイライン」というブランド自体が、次世代に向けてどのような変貌を遂げるのか、様々な憶測が飛び交う過渡期にあります。

 電動化やSUV化の噂も絶えない中で登場した今回の400Rリミテッドは、純粋にガソリンエンジンの咆哮とFRハンドリングの楽しさを追求できる、ある意味で「もっともスカイラインらしいスカイライン」の到達点と言えるかもしれません。

【画像】超カッコいい! これが日産「“新”スカイライン」です!(39枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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