スバルの画期的「軽商用モデル」が超凄かった! 「農道のポルシェ!?」なRRレイアウトד高性能”4気筒スーパーチャージャーも搭載! 50年続いた「自社製サンバー」のコダワリを振り返る

今でも根強いファンを持つスバル「サンバー」。現在はOEMとなっていますが、自社製造時代のモデルには、コダワリが詰まっていました。

軽自動車としてはめちゃ贅沢な4気筒エンジンを搭載

 1990年には軽自動車が新規格に移行、排気量が660ccとされ、全長もこれまでの3.2mから3.3mに拡大されました。同年登場の5代目サンバーは、当初からこの規格に合わせて開発。

 サンバートライには、のちに「サンバーディアス」に改名される上位版の「サンバートライ・ディアス」を追加しました。

 エンジンは軽自動車としては贅沢な4気筒が搭載され、さらにスーパーチャージャー付きでは最高出力55psを発生しました。

スバル「サンバートラック/サンバーバン WRブルーリミテッド」(特別仕様車)
スバル「サンバートラック/サンバーバン WRブルーリミテッド」(特別仕様車)

 1992年にはマイナーチェンジを受けてヘッドライトを丸型から角形に変更、1995年にオートマチックトランスミッションをCVTから3速ATに載せ替えています。1993年に追加された「ディアスクラシック」も人気を博しました。

 そして1999年、6代目の販売をスタートします。軽自動車規格は1996年に再び変更を行なっており、全長が3.3mから3.4m、全幅が1.4mから1.48mに拡大されていたため、6代目サンバーはその規格に合致したサイズで登場。

 小さなボンネットを持ちつつも、前席下に前輪を配置するフルキャブスタイルを堅持しました。

 エンジンは5代目から継いだ4気筒。スーパーチャージャーももちろん設定されていました。1999年には、5ナンバーの乗用登録ワゴンである「ディアスクラシックワゴン」も追加しています。

 2002年のマイナーチェンジではフロントマスクを変更、ディアスクラシックワゴンが廃止されたかわりに、標準顔の乗用モデル「ディアスワゴン」が生まれました。2005年にフロントデザインを変えたものの、スバルは2008年に軽自動車生産からの撤退を表明。

 2009年に再度の前面変更を行いましたが、同年12月にはディアスワゴンの販売を終了することに。そして2012年、ついにバンとトラックも生産・販売を終えています。

 1958年にスバル360が登場して以来、54年間にわたるスバル製軽自動車の歴史、かつ約50年におよぶサンバーの歴史がここに閉じることとなりました。

 なお現在のサンバーは、ダイハツ「ハイゼット」「アトレー」のOEM車として存続しています。

 また、サンバーで忘れてはならないのが「赤帽専用車」の存在です。赤帽とは、「全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会」の略。軽商用車を用いた運送業を営む個人事業主で構成する協同組合です。

 移動距離の長さや過酷な使用に耐えられるよう、収納式ハンドブレーキ、高照度ルームランプ、オーバーヘッドシェルフ、死角を減らす助手席側フェンダーミラー、耐久性を向上させた「赤ヘッド」エンジンなど、数々の専用装備を有していました。

 初代以来貫かれた、軽商用車としてはオーバースペックとも言えるスバル製サンバーの設計は、他メーカーの作る軽商用車とは常に一線を画していました。そのため生産が終了して13年経つ今なお、中古車市場で高い人気を誇っています。

 中でも2011年に、サンバー発売50周年記念特別仕様車として限定1000台が限定販売された「WRブルーリミテッド」は、スバルのラリーカーで強い印象を刻んだボディカラー「WRブルーマイカ」をサンバーに塗るという意外性も手伝い、発売当時大きな話題に。

 2025年9月現在でも、100万円〜250万円という高い相場感をキープしています。

※ ※ ※

 スバルが作るクルマは個性的なモデルが多く、サンバーも例外ではありません。

 しかしそんなスバル開発・自製のサンバーも、生産を終えて時間がかなり経っており、中古車市場でもじわじわと少しずつ台数を減らしています。

 リアエンジンであることから「農道のポルシェ」と称して親しまれることもあるスバル製サンバー。是非欲しい!と思ったら、早めに手に入れることをおすすめします。

【画像】超カッコいい! これがスバルの「スゴい軽商用モデル」です! 画像を見る(30枚以上)

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Writer: 遠藤イヅル

1971年生まれ。自動車・鉄道系イラストレーター・ライター。雑誌、WEB媒体でイラストや記事の連載を多く持ち、コピックマーカーで描くアナログイラスト、実用車や商用車・中古車、知られざるクルマの記事を得意とする。

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