ダイハツ初の女性主導開発 新型「ミラ トコット」は女性目線によるクルマ
ダイハツ「ミラ トコット」は、女性目線の可愛いクルマを作るべく女性主導で開発が進められたクルマです。今回は、カーライフ・エッセイストの吉田由美さんが試乗した様子をお届けします。
ダイハツ初の女性主体プロジェクト
今回、ダイハツから発売された新型「ミラ トコット」は、『男性から見た女性らしいクルマではなく、女性目線によるクルマ』を作るべく、ダイハツ初となる女性社員が主導し開発したクルマだといいます。そんな「ミラ トコット」を私(吉田由美)が女性目線で実際に試乗してチェックしてみました。
まず新型「ミラ トコット」のエクステリアデザインは、丸みがかったスクエアボディと丸いヘッドライトがチャームポイント。
全体的なサイズは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1530mm(4WDは1540mmm)で、ラゲッジルームは必要最小限という感じですが、その代わり車内は広々しています。特に後席の足元空間、頭上空間はゆったり。ドアは華奢な印象を受け、ドア内側の開閉レバーの周辺が浅いのが気になる部分です。
インテリアを見てみると、インパネは水平基調でスッキリしていますが、目に留まるのはポツンとあるハザードスイッチ。これなら万が一の場合でもすぐに見つかります。車内への乗り込みは、シートの着座位置が前席、後席共とも低め。子どもや小柄な女性は乗り降りしやすい高さです。
シートは、座面が濃い茶色、背もたれやヘッドレストが明るめのグレーという2トーンのファブリックシートです。これは、流行りのインテリアを意識して敢えて違う色にしたそうですが、この生地は年間を通してどんな季節にも不快さを与えないイイ感じのシート。座ると見た目以上に柔らかいのですが、腰の後ろ部分にあるサポートが骨盤を支えてくれます。
他にも、USBポートが前席に2つ装備されているのも嬉しいポイント。さらに、安全のための先進装備も「スマアシIII」に誤発進抑制制御機能や6つのエアバッグを標準装備しています。
新型「ミラ トコット」のボディカラーは全8色。加えて2トーンのバリエーションもありますが、私がトコットの開発陣にリサーチしたところ一番人気は淡いグリーンの新色セラミックグリーンメタリック。個人的には、サニーディブルーメタリックが好きです。