トヨタ「MR2」復活か? 謎の「GR MR2」商標出願! ミッドシップスポーツ市販化なるか、期待高まる

2025年12月3日公開の公報により、トヨタが11月25日に新たな商標を出願していたことが判明しました。区分は自動車を含む第12類。沈黙を破るこの動きに、予てより噂されるミッドシップ「MR2」の復活や、「GR MR2」登場の布石かもしれません。

まさか…「MR2」復活?

 2025年12月3日、特許庁の公開情報により、トヨタが新たな商標を出願していたことが明らかになりました。

 その商標は「GR MR2」。

 かねてから噂されていたミッドシップスポーツ「MR2」の復活を示唆するものなのでしょうか。

まさか…「MR2」復活? (画像:2代目MR2 通称「エスダブ」(SW型))
まさか…「MR2」復活? (画像:2代目MR2 通称「エスダブ」(SW型))

「GR MR2」の出願日は11月25日で、公開された公報によると、指定商品は「陸上の乗物用の動力機械器具」や「自動車並びにその部品及び附属品」などが含まれる第12類とされています。

 自動車メーカーが車名や技術名を商標登録すること自体は日常的な業務フローの一環ですが、今回の出願時期やその内容を巡って、自動車ファンの視線が熱く注がれています。

 なぜなら、トヨタには長らく復活が待望されている、ある「伝説のミッドシップ・スポーツカー」が存在するからです。

 その伝説のクルマとは、かつてトヨタが販売していた「MR2」です。

 1984年に初代モデルが誕生したこのクルマは、エンジンの位置が車体中央(運転席後方)にある「ミッドシップレイアウト(MR)」を、日本の量産乗用車として初めて採用した画期的な一台でした。

 当時、ミッドシップといえば数千万円クラスのスーパーカーにしか採用されない、いわば「高嶺の花」の象徴ともいえる構造。

 しかし、トヨタは既存の大衆車であるカローラのエンジンやトランスミッションを前後反転させて搭載するというアイデアを実行します。

 これにより、専用設計によるコスト増を抑え、若者でも手の届く価格で本格的なスポーツ走行を楽しめるクルマを世に送り出したのです。

 その後、1989年にはベース車両をセリカ系に変更し、2.0リッターエンジンを搭載して車格を上げた2代目が登場。

 さらに1999年には、コンセプトを大きく転換し、軽量なオープン2シータースポーツ「MR-S」がデビューしています。

 車名は変わりましたが、手軽に操る楽しさを追求する姿勢は継承されていました。

 しかし、スポーツカー市場の縮小などの影響を受け、2007年7月をもって惜しまれつつもその歴史に幕を下ろしています。

12月3日に特許庁は「GR MR2」の商標を公開した(画像引用:特許庁)
12月3日に特許庁は「GR MR2」の商標を公開した(画像引用:特許庁)

 生産終了から長い月日が経った今もなお、MR2の復活を願う声は止むことがありません。

 特に近年、トヨタは「GRスープラ」や「GR86」、「GRヤリス」、「GRカローラ」といったスポーツモデルを次々と展開しており、スポーツカー復権の狼煙を上げています。

 またここ数年、トヨタは「セリカ復活」に向けて動き出していることや、2025年11月に開催された「スーパー耐久」ではミッドシップ4WDに加えて新開発の2.0Lエンジン(G20E)を搭載した「GRヤリス Mコンセプト」がデビューしています。

 こうしたことからも、MR2の復活が囁かれるのは自然な流れといえ、今回の商標公開でますます現実味が帯びてきました。

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Writer: くるまのニュース編集部

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