トヨタ新型「ハイラックス」実車公開! 斬新ハニカムグリル採用×画期的パワトレ初設定! 悪路性能も向上した「最新ピックアップトラック」タイで登場! どんなモデル?
9代目となるトヨタ新型「ハイラックス」の実車が「タイ国際モーターエキスポ」で公開されました。フルモデルチェンジでどのようなモデルに進化したのでしょうか。
トヨタ新型「ハイラックス」実車公開!
トヨタのタイ法人は、2025年11月29日から一般公開されている「タイ国際モーターエキスポ」にて、新型「ハイラックス」の実車を展示し、大きな注目を集めています。
ハイラックスは1968年の誕生以来、世界195カ国で累計2800万台以上を販売してきた、トヨタを代表するピックアップトラックです。
現行の8代目は2017年に日本市場で復活し、希少なピックアップトラックとして支持を集めました。そして今回、11月10日に9代目なる新型モデルがタイで初公開されました。

新型ハイラックスは、トヨタ独自の高い品質、耐久性、信頼性(QDR)を継承しながら、新たに採用された「Dynamic Cloud Suspension(ダイナミック・クラウド・サスペンション)」により、パワフルな走行性能と優れた乗り心地、そして高い燃費性能を両立しています。
デザインコンセプトは、日本の伝統と闘志の精神を反映した「サイバー相撲(Cyber Sumo)」。「強靭で機敏」なスタイルを表現したエクステリアは、マイナーチェンジした「カローラクロス」などに通じるハニカムグリルとシャープなLEDヘッドライトを採用し、力強さとモダンさを両立。
また、新規導入されたバッテリーEV(BEV)モデルは、グリルレスの未来的な意匠を纏っている点も特徴です。
インテリアでは、ディスプレイが12.3インチに大型化されました。水平基調のダッシュボードとデジタル化により、先進性と快適性を兼ね備えたモダンなコックピットが実現されています。
ボディサイズは現行型をほぼ維持しつつ、剛性強化と新サスペンションの採用により、悪路走破性と操縦安定性をさらに向上させています。
パワートレインは「マルチパスウェイ戦略」に基づき、ICE(内燃機関)に加え、BEVモデルを初設定。BEVは59.2kWhバッテリーを搭載し、システム出力144kW、航続距離300km以上を達成しました。また、将来的にFCEV(燃料電池車)モデルの投入も計画されています。
機能面では、電動パワーステアリング(EPS)により操縦性が向上。安全面では「トヨタセーフティセンス3.0」を搭載し、高度な運転支援機能や悪路走行を補助するマルチテレインモニターが追加されています。これにより、ハイラックスは過酷な環境から日常まで幅広く活躍できるモデルへと生まれ変わりました。
タイ市場では、ターゲットユーザーと用途に応じて4タイプをラインナップ。
高性能かつ装備が充実した最上級モデル「OVERLAND」、個人ユーザーをターゲットとしたモデル「Prerunner(2WD)/4TREX(4WD)」、積載力とコストパフォーマンスに優れたビジネスモデル「STANDARD CAB 4TREX」、BEVモデル「ハイラックス トラヴォ-e」といったモデルが展開されます。
なお、タイでは世代ごとにサブネームが設定されており、この9代目モデルは「ハイラックス トラヴォ/トラヴォe」という車名で販売されます。
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タイでの価格は、ICEモデルが76万7000バーツ(約372万円)から、BEVが149万1000バーツ(約724万円)からです。
新型ハイラックスは発表直後からメディアや顧客に熱狂的に歓迎されており、同市場ですでに1万台を超える受注を獲得するなど、早くも人気となっているようです。
日本では2026年に投入される予定となっています。
Writer: くるまのニュース編集部
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