トヨタ最新「ハイエース」に注文殺到! エンジン“高出力化”&「専用サス」搭載で超パワフル! めちゃ豪華な「カーボン調インテリア」も採用!「キング・オブ・商用車」の歴史に刻む「ダークプライムS」とは!

デビューから20年の歳月を経てなお支持を集めるトヨタ「ハイエース“200系”」。同車の「生誕20周年」を祝うべく2025年2月に設定された特別仕様車「ダークプライムS」とは、一体どのようなモデルだったのでしょうか。

トヨタ「最新型ハイエース」に注文殺到!

 トヨタの展開する商用ワンボックス車「ハイエース」。

 同車は現行の“200系”が2004年にデビューしてから20年の歳月を経てなお、その人気に一切の陰りを見せない驚異的な存在です。

トヨタ「最新型ハイエース」に注文殺到!
トヨタ「最新型ハイエース」に注文殺到!

 そんなロングセラーモデルの「生誕20周年」を祝うべく、2025年2月7日に発売された特別仕様車「スーパーGL “DARK PRIME S”(ダークプライムS)」は、単なるデザイン的な加飾に留まらず、マニアの琴線に触れる本気のチューニングが施された一台として、市場に衝撃を与えました。

 その象徴とも言えるのが、心臓部に搭載された2.8リッター直列4気筒ディーゼルエンジンの高出力化です。

 最高出力は従来の151馬力から158馬力へ、最大トルクは30.6kgmから33.7kgmへとアップ。

 数値上は劇的な変化に思われないかもしれませんが、商用車に求められる「実用域でのトルク特性」を徹底的に磨き上げ、1200rpmから3200rpmという低回転域で最大トルクを発揮する仕様により、約2トンの巨体を軽々と、そしてグイグイと前へ押し出す力強さを実現しています。

 また、出力アップに合わせて専用チューニングされたショックアブソーバーが装備され、積載性と快適性という相反する要素を高い次元で両立。

 その走りは、まさに特別な「S」の車名に相応しい仕上がりと言えるでしょう。

 エクステリアやインテリアの仕立ても秀逸です。

 LEDヘッドランプカバーのクリアスモーク化や、プラチナサテンメッキのフロントグリルといった外装の特別装備に加え、内装のインパネやスイッチベースは黒を基調としたカーボン調の加飾で統一。

 シート表皮にはトリコットと合成皮革のコンビネーションにダブルステッチを施すなど、まさに商用バンの枠を超えたスポーティで上質な空間が演出されています。

 さらに、通常グレードではオプション扱いとなる「両側パワースライドドア」が標準装備されるなど、実用面での抜かりもありません。

 車両価格(消費税込)は、2WD(後輪駆動)で420万円、4WD(四輪駆動)で450万1200円と400万円オーバーの設定ですが、その内容を鑑みれば納得のプライスであり、むしろバーゲンプライスと感じる人さえいるでしょう。

 しかし、この魅力的なパッケージングゆえに、市場での争奪戦は熾烈を極めました。

 当時の販売現場の声を聞くと、都内のトヨタ販売店では「各店舗の割当台数はわずか数台だったので、発表から即座にオーダーが埋まりました」と語り、発表時の状況が伝わります。

 黒で統一されたインテリアがアウトドアシーンに映えるとして個人ユーザーからの支持も厚かったようです。

 また別の販売店も「注文が殺到したため、追加枠も含めて即完売となりました」と話し、ビジネスユースにおいてもクライアント送迎などで映える上質さが評価されたとのこと。

 さらにSNS上でも、「発売と同時にディーラーへ駆け込んだが既に注文できなかった」「枠に応募できたけど抽選に外れた」といった悲痛な叫びが溢れ、発表からわずかな期間で受注枠が埋まってしまった事実が、このモデルの異常なまでの人気ぶりを物語っています。

 このような特別仕様車ダークプライムSがハイエースの歴史に刻んだインパクトは計り知れず、200系ハイエースが依然として「商用ワンボックスにおける王者」であることを改めて証明する形となったのです。

【画像】超カッコイイ! これがトヨタ「最新型ハイエース」です!(39枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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