首都高の「謎のイカ耳」なぜある!? ずっと「造りかけ」のまま放置? あちこちに点在する「謎空間」の正体とは

イカの耳が「胴体」となる日は来るのか!?

 では、首都高のイカの耳がこれから開通して、“胴体”になることはあるのでしょうか。

 結論からいえば、その可能性は限りなくゼロです。

5号池袋線の早稲田出口にあるイカの耳[国土地理院「地理院地図」に編集部が一部加工]
5号池袋線の早稲田出口にあるイカの耳[国土地理院「地理院地図」に編集部が一部加工]

 実は、内環状線の計画自体は今でも残っているものの、中央環状線(C2)が全線開通したことで、そもそも内環状線の必要性が無くなっているのです。

 また、計画当初とは状況や考え方が大きく様変わりしていて、今では「都心部になるべくクルマを入れない」ことを優先して、中央環状線ならびに外環道(東京外かく環状道路)の整備が進められてきました。

 となると、不通区間がまだ残っている、外環の“今”が気になってきます。

 外環道の全線は約85kmで、現在はそのうちの約50kmが開通済み。2018年の6月、「高谷JCT(千葉県市川市)」~「三郷IC(埼玉県三郷市)」間の15.5kmが開通したことで、千葉~埼玉のアクセスが飛躍的に向上しました。千葉方面に住む筆者(のぐちまさひろ)は、とくに雪山へと向かうウインターシーズンに大きな恩恵を受けています。

 そして、残る「大泉JCT(練馬区)」~「中央JCT(三鷹市)」~「東名JCT(世田谷区)」が開通すれば、大きな渋滞緩和や環境への好影響が期待できます。

 とはいえこの区間は“永遠に工事中”とも揶揄されるほど難航しているうえ、2020年の10月には調布で地上陥没が起きてしまい、シールド工事が完全にストップしている状況です。

 現在の工事状況は、「東京外環プロジェクト」の公式サイトで図解や写真とともに公開されているので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

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