トヨタ「新型カローラ」まもなく全面刷新!? 新たな「“4ドア”セダン」はワイド&ローで超スポーティ! 挑戦的な「一文字ライト」採用した「次世代コンセプト」の“狙い”をデザイナーに聞いた!
ローアンドワイドとともに視界も確保して
【Q】ではこのモデルのデザインの特徴について教えてください。
【A】まずエクステリアですが、ボンネットが非常に低く、カウル(ボンネットの最後端からフロントウインドウの下端)も低く前に出ていますので、フロントウインドウもかなり傾斜させました。
そうすることでノーズからリアまでワンモーションのシルエットになっています。
その結果として非常に低重心でワイド&ローという、まさにBEVだからこそできるシルエットを作り上げ、そこから様々なユニットを実現することを狙っています。
もうひとつの特徴は、特に前席周りのベルトラインがキックダウンして下がっているんです。
これもより低重心に見せる効果があることと、それ以上に内装で“MAX VISION”という視界の良さ、我々クルマ屋が作る安心安全の室内として、見やすさを突き詰めました。
本当にいままで見えてなかったところまで見えることの安心感と運転のしやすさを提供したいという狙いです。

運転席、助手席、後席それぞれに込めた思い
【Q】室内はいかがでしょう。
【A】はい、いまお話をしたその安心感の視界の良さ、そして空間の広さが特徴です。カウルも下がっていますのでインパネ自体もかなり低くて前に出ています。
そして運転席、助手席、それからリア席それぞれに異なる価値、最適の価値を提供することも新たな狙いです。
運転席は運転に集中できる空間として、ドライビングモジュールを備えたコックピットになっています。
助手席側は解放的な広さとともに、助手席前に専用ディスプレイがあるので、そこでエンターテイメントを含めてお楽しみいただけるでしょう。
またシートも運転席と助手席で形状が異なっています。助手席側のヘッドレストにはスピーカーが内蔵されていて、音響も含めて助手席の方専用の快適な空間を提供しています。
ではリア席はどうか。こちらも囲まれた空間の中でラウンジのようなくつろげる空間を提案しています。
また全体を通して温かみのある先進感を狙っています。
室内に入ると落ち着く空間なのですが、そこにさりげなく先進感やテックな部分も入っている。そのバランスをしっかりと取っています。



































