日産が新「FRセダン」発売! 最上級より約「150万円」オトクだけど「GT-R譲り」のエクステリア&高級内装を採用! “300馬力超え”V6ターボ搭載で運転楽しそうな「スカイライン」最安モデルとは?
2025年11月13日に日産「スカイライン」の一部仕様向上モデルが発売されました。そのなかでも最も安いエントリーモデルとはどのような仕様になっているのでしょうか。
熟成を重ねて進化! オトクな最安モデルとは?
日産は2025年10月27日、「スカイライン」の一部仕様向上を発表し、同年11月13日に受付を開始しました。
今回の仕様向上では、ボディカラーに新色「ワンガンブルー」を追加するなど、小規模な改良を実施。また、限定販売となる特別仕様車「400R Limited」も新たに設定されました。
では、そんなスカイラインの中で最も安価なエントリーモデルとは、一体どのようなクルマなのでしょうか。

スカイラインは1957年の初代誕生以来、70年近くにわたって多くのファンに愛されてきたプレミアムスポーツセダンです。現行型は2014年の発売以降、度重なる改良が施されてきました。
2019年の大幅なマイナーチェンジではフェイスリフトが行われ、運動性能を追求した高性能モデル「400R」が登場。
また現在は販売を終了していますが、先進運転支援技術「プロパイロット2.0」を搭載したハイブリッドモデルも注目を集めました。
2025年10月の仕様向上では、新色「ワンガンブルー」を追加。同社の「フェアレディZ」や、同年8月に生産終了した「GT-R」にも設定されている特別色で、特殊顔料の採用により昼夜で異なる印象を演出します。
さらに、グレード体系と価格の見直しに加え、衝突被害軽減ブレーキの検知対象を歩行者や自転車まで拡大し、安全面でも改良が図られました。
そのほか、現行スカイラインの集大成として400Rをベースに走行性能を強化した限定車「400R Limited」も追加されています。
そんな現行スカイラインの中で最も安価なモデルは「GT Type P」です。ボディサイズは全長4810mm×全幅1820mm×全高1440mm、ホイールベースは2850mmと、他グレードと共通です。
エクステリアは、ホイールデザインやスポーツバンパーの有無などが上位グレードと異なりますが、それでも十分な質感とスポーティな雰囲気を備えています。
タイヤは18インチのランフラットタイヤを採用。ボディカラーは、新色「ワンガンブルー」を含む全6色が設定されています。
シート素材は本革で、インテリアカラーはブラックとブラウンから選択可能です。ひとつ上の「GT Type SP」と比べると、パドルシフトとアルミペダルが省かれているものの、それ以外の装備差は大きくなく、上級セダンとして十分な快適装備を備えています。
主な標準装備は、運転席・助手席パワーシート、本革巻ステアリング&シフトノブ、NissanConnectナビゲーションシステム、ETC2.0ユニットなどです。
なお、スカイラインのパーキングブレーキは足踏み式で、近年主流となりつつある電動パーキングブレーキは採用されていません。
安全装備としては、全方位運転支援システム「360度セーフティアシスト」を全車に標準搭載。
検知範囲が歩行者や自転車にまで拡大された「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」や、「インテリジェント クルーズコントロール」などが含まれます。
駐車支援機能として、上空から見下ろした映像を表示する「インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物検知機能付)」も標準装備されています。
パワートレインは、最高出力304PS・最大トルク400Nmを発生する3リッターV型6気筒ツインターボエンジン「VR30DDTT型」を搭載。
駆動方式はFR(後輪駆動)、トランスミッションはマニュアルモード付き7速ATです。
このGT Type Pの価格(消費税込)は544万2800円となっており、最上級モデルにあたる400R Limited(693万5500円)と比べて、149万2700円の差があります。
Writer: 山城颯太
理系国立大学を卒業後、自動車メディアを中心にフリーランスのライターとして活動中。TOEIC 925点。クルマから電車、飛行機まで乗り物大好き。主に新型車のグレードに焦点を当てたモデル紹介、海外車の執筆などを担当。


































































































