約230万円! 日産の新「“超静音”5人乗りコンパクトカー」がスゴい! 精悍“和風”マスク×全長4m級の「ちょうどイイサイズ」! 「ノート e-POWER」最安グレード「X」に注目!
日産のコンパクトカー「ノート」シリーズのなかでも、最廉価のノート「X」グレードは、消費税込みで約233万円という低価格を実現し注目されています。どのような仕様なのでしょうか。
高級仕様もあるけれど、まずは「ベーシックグレード」に注目を
高級グレードなど多様なラインナップが展開されている日産のコンパクトカー「ノート」シリーズですが、なかでも最廉価のノート「X」グレードは、消費税込みで約233万円という低価格を実現しており注目されます。
装備などが気になりますが、どのような仕様になっているのでしょうか。

ノートの現行型は、2020年に登場した3代目、いま国内の日産車のなかでもっとも売れているモデルです。
標準モデルの「ノート」のほか、上級モデルにあたる「ノートオーラ」、スポーツモデルの「ノートオーラNISMO」と、多彩な派生モデルがラインアップされている同シリーズ。
車両価格(消費税込み、以下同)は、ノートが232万8700円から310万8600円(AUTECH クロスオーバーを含む)、ノートオーラが282万1500円から338万9100円(AUTECHを含む)、ノートオーラNISMOが312万5100円から353万1000円などとなっています。
すべてのモデルが「e-POWER」(ハイブリッド)であり、純ガソリンエンジン車の設定がないため全体にやや高めですが、日産の強みであるe-POWERの爽快かつ静かな走りは、多くのユーザーから高く評価をされています。
2024年1月にはマイナーチェンジが行われており、和のテイストを加えたフェイスリフトに加え、グレード構成や標準装備の見直しが行われました。
さらに2025年8月には一部改良を実施。インテリジェントエマージェンシーブレーキの左右検知範囲を拡大し、全車に後席リマインダーを新たに採用されています。
そんな現行ノートのなかで特にオススメなのが、ベーシックグレードながら、必要な装備はしっかりと備えている「X」グレードです。
LEDヘッドランプ、オートライトシステム、サイドターンランプ付電動サイドミラー、防眩式ルームミラーが標準装備されており、電動パーキングブレーキ、ブレーキオートホールド、インテリジェントキー、ドライブモードセレクター、EVモードスイッチなども標準装備。
LEDフォグランプやアダプティブLEDヘッドライト、本革巻きステアリングホイールや統合型センターディスプレイはオプション設定となり、標準ではオーディオレス仕様のため、ナビゲーションを使用する場合は純正ナビやディーラーオプションのディスプレイオーディオなどを追加する必要があります。
185/60R16タイヤと16インチフルホイールカバーは標準装備で、安全装備もインテリジェント エマージェンシーブレーキや踏み間違い衝突防止アシスト、標識検知機能、車線逸脱警報(LDW)、車線逸脱防止支援システム(インテリジェントLI)など、数多くの先進安全技術を搭載します。
高速道路の運転支援機能である「プロパイロット」をはじめ「SOSコール機能」「インテリジェント アラウンドビューモニター」などの一部先進装備はメーカーオプションとなりますが選択することも可能です。
シートは、手触りの良いランダムストライプトリコットと合皮のコンビ素材を採用しており、座り心地が良く長時間の運転でも疲れにくい設計です。4WD車なら前席シートヒーターも標準装備されます。
ノートの最大の魅力であるe-POWERのよさをしっかり体感できるうえ、コストパフォーマンスの高さも光るXグレード。ノートシリーズの中でも、最も賢い選択肢のひとつといえるでしょう。
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e-POWERの電気モーターならではの、路面の上を滑るようにスムーズな走りや、踏み込んだ瞬間に得られる力強い加速フィールは、このクラスでは群を抜く完成度。WLTCモードで28.4km/Lという優れた燃費性能も魅力です。
日常移動からロングドライブまで快適にこなすノートの魅力をお得に味わうことができるXグレード。気になった方はぜひ一度チェックしてみてください。
Writer: 吉川 賢一
日産自動車にて11年間、操縦安定性-乗り心地の性能開発を担当。スカイライン等のFR高級車の開発に従事。新型車や新技術の背景にあるストーリーや、作り手視点の面白さを伝えるため執筆中。趣味は10分の1スケールRCカーのレース参戦、クルマ模型収集、サウナなど















































