トヨタが新「ハイエース」世界初公開! 20数年ぶりの「全面刷新」ではシリーズ「4タイプ」のボディも設定? 「ハイエース“コンセプト”」登場に200系ハイエース“在庫不足”で苦しむ販売店からも「待ちきれない」の声も
「ジャパンモビリティショー2025」の会場で世界初公開となったトヨタ「ハイエース コンセプト」。次期型「ハイエース」を示唆したモデルに、国内外からは早くも多くの期待の声が寄せられています。
日本の商用車はこれで「大丈夫」!
2025年10月29日から開幕した「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」の会場で、大人気商用バン「ハイエース」の名を冠した参考出品モデル「ハイエース コンセプト」が登場し、大きな話題になりました。
前回の「JMS2023」で登場した小型バンコンセプト「カヨイバコ」が進化して、ラージ仕様には“ハイエース”の名称が付されたことに加え、ダイハツブースでは軽商用バン仕様までが並び、同シリーズが日本の商用車を大きく進化させる雰囲気を醸し出しています。

現行型のハイエース(200系)は2004年に登場し、モデルライフは既に20年を超えています。
様々なボディサイズのモデルがあり、ユーザーの用途に合わせた選択ができるクルマとして根強い人気を誇っており、ロングセラーモデルとしては異例の長い納車待ちが続いている状態です。
そんなハイエースの新型モデルはどうなるのでしょうか。
海外では、既に後継モデルとして通称「300系」といわれるセミボンネット型のハイエースが登場していますが、国内仕様は長らくキャブオーバータイプ(エンジンを前席座席下に配置するワンボックス型)のままでした。
日本には4ナンバーという小型車規格があり、200系の現行ハイエース(4ナンバー仕様の標準タイプ)は、その規格サイズいっぱいに使った効率的な箱型ボディがもたらす広大な荷室空間が魅力です。
そのため現行ハイエースユーザーの多くは、国内仕様の次期型が300系のようなセミボンネット型へ変化するのを危惧していました。フロントノーズの分だけ積載量が制限されるからです。
今回の新たなハイエース コンセプトはどのような答えを出したのでしょうか。
最大の特徴であるボディスタイルは、現在の衝突安全性能基準に対応するため、キャブオーバー式を廃止しています。
しかし300系のようなノーズが明確に分かるものではなく、非常に短いボンネットを持ったセミキャブオーバー式へと変わっています。これならば、200系からの乗り換えでも違和感は少ないでしょう。
今回ボディサイズは公開されていませんが、開発者によると4ナンバー規格に収まるタイプの設定も検討しているというから、期待して良いでしょう。
ちなみにJMS2023版のカヨイバコは、「BEV(バッテリーEV:電気自動車)」だと発表されていました。
この点を懸念している方もいるかもしれませんが、今回のJMS2025版では、HEV(ハイブリッド車)など多彩なパワーユニットの搭載も想定もしていることを明らかにしています。
コンセプトと名乗っていますが、市販化に向けた準備が着々と進められていることをうかがえます。




























































































