ホンダの純ガソリン「“2人乗り”スポーツカー」! 超パワフルな「V型6気筒エンジン」をミッドに搭載! スポーティな「ワイド&ロー」を実現した“HSC”に熱視線!

ホンダが「第37回 東京モーターショー」に出展して話題を呼んだ「HSC」とは、一体どのようなモデルなのでしょうか。

ホンダの純ガソリン「“2人乗り”スポーツカー」!

 2025年10月30日には、東京ビッグサイト(国際展示場)で国内最大のモーターショー「JAPAN MOBILITY SHOW(ジャパンモビリティショー)2025」が開催されした。

 今回も各メーカーから様々な新型モデルやコンセプトカーは公開され、来場者の注目を集めています。

 その一方、過去のモーターショーでも、未だ色褪せない魅力を放つコンセプトカーが登場していました。

 2003年の「第37回 東京モーターショー」にホンダが出展して話題を呼んだコンセプトカー「HSC」について改めて振り返ります。

ホンダの純ガソリン「“2人乗り”スポーツカー」!
ホンダの純ガソリン「“2人乗り”スポーツカー」!

 このHSCは、ホンダが作り上げたスーパースポーツカーのコンセプトモデル。

 マシンを自在に操る感動とスポーツカーの楽しさを、多くのユーザーに届けるために開発されました。

 そのコンセプトは、「極限の高性能と、誰もが操れる自在性の融合」。

 ドライバーに高度なテクニックを強いることなく、思うままに楽しく操れ、走りの醍醐味を体感できるピュアスポーツを目指したモデルです。

 ボディサイズは、全長4250mm×全幅1900mm×全高1140mm、ホイールベースは2660mm。

 高いパフォーマンスを引き出すため、エクステリアはロングホイールベースとショートオーバーハング実現した運動性能に最適なフォルムとしつつ、見る物の心を動かす官能的なスタイリングが施されています。

 ボディ上部はエモーショナルな躍動感を強調し、下部には走りを印象づけるシャープなルックスを組み合わせました。

 リアコンビネーションランプには、高輝度LED(発光ダイオード)を採用し、被視認性の高い立体的なデザインに。

 CCDリアビューカメラを装備することで、後方の状況を車内に映し出し、ドライバーに的確な情報を伝えられる構造も特徴の1つでした。

 インテリアは、インパネ骨格をモチーフに、軽量かつ剛性感のあるデザインとしたコックピットが特徴的。

 ブラックやブルーのカーボンをはじめ、カラードアルミや結晶アルミ、ヌバック革といった異なる素材を随所に配置した、新次元のピュアスポーツにふさわしい車内空間を実現しています。

 メーターは、2つの情報に遠近感を持たせて1つのメーターで表示する、レイヤードインフォメーションメーターを採用。

 外界とメーターとのドライバーの焦点距離移動を少なくし、より素早い情報認知を促す設計です。

 シフトチェンジをより容易にするダイヤル式シフトに加え、パドルシフトを装備しているのも見どころでした。

 パワーユニットには、V型6気筒エンジンをミッドシップに搭載。最高出力300馬力以上を発揮するとしていました。

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 ドライバーに高度なテクニックを強いることなく思うままに楽しく操れ、走りの醍醐味を体感できるピュアスポーツを目指して作られた、HSC。

 高いエンジンスペックを誇りつつ、運転しやすくする工夫が施され、内外装のデザインも魅力的な1台となっています。

 当時は、ホンダのスーパースポーツカーである「NSX」の初代モデルがモデル末期だったことから、このHSCは「2代目NSXを示唆しているのではないか?」と噂されていました。

 しかし、その後NSXは4輪駆動のスーパースポーツカーに進化した2代目モデルが登場。

 一方、HSCは出展から約22年が経過した現在も市販化されることはなく、残念ながらNSXの後継車という位置づけになることはありませんでした。

【画像】超カッコいい! これがホンダ純ガソリン「“2人乗り”スポーツカー」です! (67枚)

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Writer: パワーボム

関西大学社会学部卒業後、某CS放送局運営のメディアにてライターとしてのキャリアをスタート。自動車ブログの立ち上げから携わり、主にトヨタ車やレクサス車、キャンピングカーを中心に取材記事を多数執筆する。

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