レクサス新型「FF・4WDセダン」発表! 「歴代初のユニット」搭載で“340馬力超え”の4WD仕様もあり! “3種類のモデル”まもなく導入へ! 7年ぶりに全面刷新された「ES」パワトレの進化とは?
レクサスは2025年10月1日、メディア向けイベントで新型「ES」を日本初公開しました。パワートレインは現行モデルからどのように進化したのでしょうか。
3種類のパワートレインを用意! 歴代初のユニットも搭載!
レクサスは2025年10月1日、メディア向けイベントで新型「ES」を日本初公開しました。日本での発売は2026年春を予定しています。
登場から約7年が経過した現行モデルに対し、新型ではパワートレインやシャシ性能がどのように進化したのでしょうか。

ESは1989年のレクサスブランド誕生以来、販売が続けられているミドルクラスセダンです。
これまで世界80以上の国や地域で販売され、ブランドの中核を担うモデルのひとつとされています。
日本での販売は2018年に登場した7代目(現行型)からスタートしました。
その後を継ぐ8代目となる新型ESは、2025年4月に開催された「上海モーターショー」で世界初公開。
「Experience Elegance and Electrified Sedan」をコンセプトに掲げ、快適性のさらなる向上を図るとともに、レクサスの次世代電動車ラインナップを牽引するモデルとして刷新されました。
デザイン面では、「ジャパンモビリティショー2023」で公開されたコンセプトカー「LF-ZC」の思想を受け継ぎ、新時代のレクサスデザインを体現しています。
そして2025年10月1日、レクサスは国内メディア向けイベント「SENSES ―五感で感じるLEXUS体験―」において、新型ESを日本初公開。
この場で、日本仕様に搭載されるパワートレインをはじめとする主要スペックの一部が明らかにされました。
新型ESでは、従来のハイブリッドに加え、新たに歴代初となる電気自動車(BEV)モデルを設定。
先代で採用していたTNGAプラットフォーム(GA-K)は専用開発により刷新され、ハイブリッドとBEVの双方に対応する構造へと進化しました。
足回りには、リアサスペンションを従来のダブルウィッシュボーン式からマルチリンク式へ変更。
また、速度に応じて後輪の位相を制御する「ダイナミックリアステアリング(DRS)」を採用し、操縦安定性を高めています。
日本向けには、ハイブリッド車「ES350h」と電気自動車「ES350e」「ES500e」の計3モデルが導入される予定です。
まずハイブリッド車の「ES350h」は、先代のES300hで用いられた2.5リッター直列4気筒自然吸気エンジン+モーターの構成を継承しつつ、新開発のハイブリッドシステムを採用。
パワーコントロールユニットとトランスアクスルを一体化した「eAxle」により、バッテリー出力の向上とユニットのコンパクト化を実現しました。
システム最高出力は従来の218PSから約247PSへと向上し、駆動方式にはFFとAWDの両方が設定されます。
一方、電気自動車の「ES350e」は前輪駆動(FWD)を採用し、システム出力は約224PS。
上位モデルの「ES500e」は四輪駆動(AWD)で、レクサス独自の駆動力制御システム「DIRECT4」を採用し、最大343PSを発揮します。
0-100km/h加速はES350eが8.9秒、ES500eが5.9秒。CLTCモードでの航続距離はES350eが約685km、ES500eが約610kmと発表されています(バッテリー容量は未公表)。
また、150kW急速充電器を使用した場合、バッテリー残量10%から80%までの充電時間はいずれも最短約30分とされています。
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新型ESは、レクサスの次世代電動車シリーズの先頭を走るモデルとして、初の電動パワートレインを採用。
静粛性や乗り心地、走行安定性をさらに磨き上げた一台へと進化しています。日本市場への導入は2026年春を予定しています。
Writer: 山城颯太
理系国立大学を卒業後、自動車メディアを中心にフリーランスのライターとして活動中。TOEIC 925点。クルマから電車、飛行機まで乗り物大好き。主に新型車のグレードに焦点を当てたモデル紹介、海外車の執筆などを担当。














































































