24年ぶりの復活! ホンダの「600万円超えクーペ」がスゴい! 乗り手を夢中にさせる“革新的技術”が楽しすぎた! 注目の新型「プレリュード」乗ってみた印象は?【試乗記】

2025年9月5日に発売された話題のニューモデル、ホンダ新型「プレリュード」をいよいよ公道で試すことができました。モータージャーナリストの藤島知子さんは「色んな表情をみせてくれて驚いた」と話します。変幻自在な走りの印象について詳しく紹介します。

復活の「プレリュード」は電動化時代の幕開けを告げた!

 24年ぶりに懐かしい車名が復活するとあって、発売前から高い注目が集まっていたホンダの新型「プレリュード」が、いよいよ2025年9月5日に発売されました。

 6代目となる新型は、歴代のモデルに対しどのような進化を遂げたのか、その実力をいよいよ公道で試すことができました。

「新型プレリュードは色んな表情をみせてくれて驚いた」と話すモータージャーナリストの藤島知子さん
「新型プレリュードは色んな表情をみせてくれて驚いた」と話すモータージャーナリストの藤島知子さん

「Prelude(プレリュード)」とは「前奏曲・先駆け」を意味する言葉ですが、ホンダがスペシャリティスポーツハイブリッドとして、満を持して登場させた新型プレリュードは、正に本格的な電動化時代の幕開けを告げる序曲といえるモデル。

 みなさんの周りで「プレリュードが復活する」という話題になると、過去の思い出をアツく語ってくれるのは50代以上の世代が多いのではないでしょうか。

 初代プレリュードは1987年に登場し、以来、ホンダがF1で躍進撃を繰り広げるなか、量産車においてもエポックメイキングな技術を投入。1982年のバブル期の真っ只中に登場した2代目プレリュードはたちまち大ヒットを遂げて、スペシャリティカーとして一世を風靡しました。

 いわゆる「デートカー」の代名詞であり、甘酸っぱい思い出と共に記憶に刻まれたモデルが復活となれば、色んな思いが巡りそうです。

 今回で6代目となる新型プレリュードは、かつての小ぶりで手が届きやすい価格帯だった頃のイメージからすると大きく、消費税込み価格も617万円超えと立派になったこともあり、「これがホントにプレリュード?」という戸惑いの声も聞こえてきます。

 その点、現代のプレリュードは2リッターエンジンを搭載した2モーター式のハイブリッド「e:HEV」に、「S+シフト」と呼ばれるトランスミッションの制御技術を搭載。

 極めつけに、FF最高峰の走りを極めた「シビック タイプR」のシャシーを採用するなど、現時点でホンダが持ちうる技術を結集して作り上げた特別なハイブリッド・スペシャリティ・スポーツクーペ。

 まさに「先駆け」を意味するプレリュードらしい存在だと思えてくるのです。

 そんな新型プレリュード。このたび初めて一般道で試乗できるということで、静岡県御殿場市の試乗会場にやってきました。

 新型プレリュードは、4枚ドアのクルマが主流となっている現代においては貴重な2ドアクーペ。

 電動化時代のスポーツクーペらしく、動力を持たずに羽ばたけるグライダーからインスピレーションを得たというだけあって、そのスタイリングは全長方向の伸びやかなシルエットに19インチの大径タイヤが頼もしく構えたスタンス。

 前後のタイヤの間隔(ホイールベース)はシビックよりも130mmも短く設計したこだわりようで、動き出す前から走りの良さを予感させます。

流麗なフォルムの一方で優れた実用性も兼ね備えた新型「プレリュード」
流麗なフォルムの一方で優れた実用性も兼ね備えた新型「プレリュード」

 外観こそスポーツクーペですが、じつは実用性を考えたパッケージで設計されていることも購入後の嬉しさに繋がりそうです。

 ルーフラインはクーペらしくリアに向けて流れ落ちる造形で描かれていますが、実際にはハッチバック構造で、荷物を積みこむ際に開くと大きな開口部が現れます。

 2枚ドアとはいえ、いざという時には後席に2名が乗れる定員4名の設計。長い荷物を積む際は後席を倒すと広い床面積を確保できます。ちなみに、9.5インチのゴルフバッグなら2つほど載せられるそう。

 前輪駆動のレイアウトとあって、バッテリーやモーターを搭載するハイブリッドのスポーツモデルでありながら、荷室空間を広く確保している点は優秀。友達同士やカップル、親子2人でドライブやレジャーに出掛けるたびに有り難みを感じられそうです。

【画像】超カッコいい! これが24年ぶり復活の「新型プレリュード」です! 画像で見る(30枚以上)

参加無料!Amazonギフト券贈呈 自動車DXサミット BYD登壇 最新事例を紹介(外部リンク)

画像ギャラリー

1 2 3

実績500万人超!お得に車売却(外部リンク)

新車不足で人気沸騰!欲しい車を中古車で探す

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る

【2025年最新】自動車保険満足度ランキング

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー