24年ぶりの復活! ホンダの「600万円超えクーペ」がスゴい! 乗り手を夢中にさせる“革新的技術”が楽しすぎた! 注目の新型「プレリュード」乗ってみた印象は?【試乗記】

もうひとつの注目ポイントは「コースティングモード」にあり

 またパドルシフトは疑似変速のほかに、もう一つの役割が与えられていることも特筆すべきポイント。

 ハンドルの右手側のパドルを手前に長く引くと、「コースティングモード」になるのです。

「コースティングモード」のまるでグライダーのような滑走感が心地よい
「コースティングモード」のまるでグライダーのような滑走感が心地よい

 そこで、ある程度車速がのっている状態でこの操作を実行。

 するとエンジンもモーターも停止し、減速エネルギーを回収する回生ブレーキの抵抗からも解放され、走ってきたスピードを利用して惰性で流していけるではありませんか。

 下り坂のジャンクションでこのモードを試してみると、それはまるで動力源を持たずに滑空するグライダーで空を羽ばたいている錯覚に陥ってしまいました。

 コースティングモードはホンダ車では初採用ということですが、新型プレリュードのコンセプトにあまりにもピッタリ。

 それぞれの走行モードとS+Shiftの組みあわせだけでも8パターンありますが、なおかつ、パドルシフトは疑似変速とコースティングを選ぶことが可能となっています。

 走行シーンに応じて、「クルマをどう走らせようか」とドライバーに左脳で考える選択肢を与え、そこにタイプR譲りの凄さを感じさせるハンドリングの気持ち良さ。それでいて、スペシャリティスポーツクーペとしての品格を失うことはありません。

※ ※ ※

 限られた試乗時間の中だけでも、色んな表情をみせて驚かせてくれた新型プレリュード。

 電動化が進むいま、効果的に化石燃料の消費とCO2排出量を減らせるハイブリッドカーの存在意義が見直されていますが、そうした流れの中でキラリと光るスポーツモデルになっていきそうです。

 まさに、環境と共存しながら走る楽しみを失わせないハイブリッドカーづくりで、走りを極めたタイプRのようなスポーツカーをラインナップするホンダだからこそ出し得た一台であることはいうまでもありません。

 楽しいクルマを出せることが当たり前では無くなってきている今だからこそ、実際に多くの人に触れてみて欲しい一台だと感じました。

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