大阪府警が電動キックボードをパトロールに使用!? SNSでは「時間とお金の無駄」「警察官が見本見せてくれればわかりやすい」など賛否両論 導入にはどんな狙いが?
2025年9月、大阪府警は交通警察活動に電動キックボードを導入しました。これは、電動キックボードの安全利用を促進するために、警察官自らが正しい乗り方の「お手本」を示すことを目的としているといいます。しかし、SNSではこの取り組みに対して賛否両論の嵐が吹き荒れているようです。
大阪府警の電動キックボード導入は賛否両論の嵐
大阪府警は2025年9月に、交通警察活動の一環として特定小型原動機付自転車の電動キックボードを導入しました。
この取り組みは、急速に普及している電動キックボードの安全利用を促進するため、警察官自らが正しい乗り方の「お手本」を示すことを目的としているようです。

しかし、この取り組みに対して、SNS上では賛否両論の声が上がっています。
特に多かったのが、「この取り組みの予算をもっと別のことに役立ててほしい、時間とお金の無駄」、「こんな活動したって違反者は気にしないよ」、「こんな無駄なことをしていても成果は絶対にない」といった厳しいコメントです。
中には、「これ見た一般人は、マナーがどうとかってよりも、警官が乗っているんだからいいんだ! っていうだけの解釈にならんか?」と、取り組みの意図が誤って伝わる懸念を指摘する声も見られました。
また、「警官にしては無防備過ぎない? 押されたら足をつけずに転ぶし、横から警棒や拳銃をかっさらわれそう」と、安全面を心配する意見も少なくありません。
そのほかにも、「キックボードは緊急時に現場に急行! みたいなとき、交番のお巡りさんがチャリンコで駆けつけるよりも機動性に欠ける」といった、導入の効果や現実性を疑問視する声も見られました。
これらの反応からは、電動キックボードを巡るトラブルやマナー違反への市民の不満が高まっている様子がうかがえます。
一方で、大阪府警の取り組みを肯定的に捉える声も、一定数見られます。
具体的には、「この取り組み自体は評価できますが、正直なところ開始が遅すぎた印象は否めません。ただし、電動キックボードの利用者にとっては良い手本となるのではないでしょうか」といったように、警察が率先して模範を示す姿勢を評価する意見です。
さらに、「なるほど、これはいい試み。気軽に乗りたいキックボードの法律やマナーを勉強するのは大変だからね。警察官が見本を見せてくれればわかりやすい」というコメントのように、利用者への分かりやすい啓発方法として前向きに受け止める人もいました。
また、「いい取り組みだと思います。新しい取り組みには、批判はつきもの」という声もあり、導入初期の段階での議論を前向きに捉える意見もあります。
確かに、電動キックボードは車道・歩道の区別や走行位置など、利用者に求められる判断が多いのも実情です。
そうした中で、警察官が実際に走行し、正しいルールを体現する姿を見せることは、利用者にとって強い説得力を持つといえます。
導入の是非はさておき、警察が自らルールを体現して発信することで、利用者の安全意識を高めるきっかけになることは言わずもがなです。
新しいモビリティが社会に定着していくうえで、行政と利用者の双方が歩み寄る姿勢が求められているといえるでしょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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