スズキ「新型“軽商用”バン」初公開へ! パワフル加速×「航続距離200km」を達成! ダイハツ「ハイゼット」ベースで専用“スズキ顔”採用!? 「新型eエブリイコンセプト」JMSで披露へ

スズキは2025年10月末に開催の「ジャパンモビリティショー2025」で、新型軽商用バン「e EVERY CONCEPT」を初公開します。

トヨタ&ダイハツ含めた3社で開発中

 スズキは2025年10月8日、2025年10月末に東京ビッグサイトで開催の自動車ショー「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」の出展概要を発表しました。

 JMSでは新型軽商用バン「e EVERY CONCEPT」を初公開します。

スズキの軽商用BEV「e EVERY CONCEPT」
スズキの軽商用BEV「e EVERY CONCEPT」

 今回の出展テーマは、2025年2月の新中期経営計画で発表したコーポレートスローガン「By Your Side」とし、出展物ひとつひとつでBy Your Sideを体感できるブース展示、演出をするとしています。

 このうち今回初公開される新型軽商用バン「e EVERY CONCEPT(以下、eエブリイ)」は、トヨタ・ダイハツを含めた3社で共同開発を進めているBEV(バッテリー電気自動車)の軽商用バンです。

 2022年7月に3社が開発を明かしたもので、2023年5月の「G7広島サミット(主要国首脳会議)」やJMS2023でもコンセプトモデルが披露されていました。

 当初は2023年度の導入が予定されていたものの、ダイハツの認証不正問題が発覚したことで、同社がプロジェクトから一時脱退。延期された経緯があります。

 その後、ダイハツは2025年1月にプロジェクトに復帰し、引き続きプロジェクトを進めることになり、2025年度中にそれぞれの導入を目指すとアナウンスされています。

 eエブリイはダイハツの軽商用バン「ハイゼット」をベースにしたモデルで、生産はダイハツが担当します。デザインなどはハイゼットが基本となりますが、eエブリイでは専用のフロントバンパーを採用し、独自のフロントフェイスとしています。

 パワートレインはトヨタの電動化技術を用い、一充電当たりの航続可能距離は200kmを確保。たくさんの荷物を積んでもBEVらしい力強い加速に加え、低振動、低騒音を実現します。

 また非常時には「動く蓄電池」として、外部電源供給機能も採用し、地域社会への貢献も目指せるといいます。

 ボディサイズは、軽自動車規格に収まる全長3395mm×全幅1475mm×全高1890mmです。

 なお、具体的な価格や発売時期についてはアナウンスされておらず、JMS2025の場で何らかの発表があるかもしれません。

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Writer: くるまのニュース編集部

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