トヨタ「新GRカローラ」登場! 1.6Lで300馬力超え「超パワフルエンジン」×高性能4WD搭載! 「新5人乗りスポーツ・ハッチバック」改良モデルの進化点とは?
2025年9月18日、TOYOTA GAZOO Racingは「GRカローラ」の一部改良モデルを発表しました。ボディ骨格の強化や冷却性能の改善、快適性を高める装備追加など、走行性能と商品性を磨き上げた内容となっています。
2022年に登場した「GRカローラ」とは
TOYOTA GAZOO Racingは2025年9月18日に、「GRカローラ」の改良モデルを発表しました。
今回のモデルは、より過酷な環境での走行を想定しながら、日常使いでの快適性も意識したアップデートが施されています。

GRカローラは、2022年に発表されたハイパフォーマンスモデルで、5ドアハッチバックの「カローラスポーツ」をベースに専用のチューニングを施した車両です。
そのため、専用のワイドフェンダーや3本出しマフラー、専用のパワーユニットが備えられ、サーキット走行から日常利用まで幅広く対応できる存在として人気を集めてきました。
ボディサイズは全長4410mm×全幅1850mm×全高1480mmで、ホイールベースは2640mmで5名乗車が可能なため、スポーツカーでありながら日常的な使いやすさも兼ね備えています。
さらに、エクステリアはワイドフェンダーに加え、冷却性能を高めるダクト類を採用し、機能美を感じさせるデザインが特徴です。
そして、3本出しマフラーの採用により、迫力あるリアビューが構築されています。
一方で、インテリアもドライバーの操作性を重視した内容になっています。
ショートストロークシフトレバーを自然な位置に配置することで素早い操作を可能とし、専用TFTメーターを採用することで視認性を向上させています。
さらに、オプションのスポーツパッケージを選べば、セミバケットシートやウルトラスエード巻きステアリングなど、より本格的で上質な仕様に仕上げることができます。
パワートレインについては、1.6リッター直列3気筒直噴ターボエンジン「G16E-GTS」を搭載し、最高出力は304PS/6500rpm、最大トルクは400Nm/3250〜4600rpmを発揮します。
これに組み合わされるのは、6速マニュアルと8速オートスポーツマチック「GR-DAT」で、いずれもスポーツ4WDシステム「GR-FOUR」と組み合わされ、安定した走りを実現します。
くわえて、燃費性能は6MTが12.4km/L、8ATが10.4km/L(いずれもWLTCモード)とされており、スポーツ性能を追求しながらも、一定の効率性を備えている点も見逃せません。
安全装備についても充実しています。全車に「トヨタセーフティセンス」を標準装備し、プリクラッシュセーフティやレーン維持支援、ブラインドスポットモニターなどが搭載されているため、日常走行での安心感を高めています。
では、今回の一部改良はどのような部分が変わったのでしょうか。
まず基本性能の強化として、ボディ骨格の剛性が高まっています。
構造用接着剤の塗布量を従来比で13.9m延長し、サーキットなど過酷な走行環境でも安定した走りを可能にしています。
さらに、高負荷走行時の吸気温度上昇を抑えるため「クールエアダクト」を新設し、長時間の全開走行でもエンジン出力を安定させる仕組みが追加されました。
また、快適性の改善も実施されています。
オプション設定の「JBLプレミアムサウンドシステム」にはサブウーハーを追加し、スピーカー数は8基から9基へと増加。音響体験がよりクリアで迫力あるものになりました。
くわえて、アクティブノイズコントロールの最適化や、アクティブサウンドコントロールの新採用によって、日常走行でもモータースポーツの世界観を感じられるようになっています。
また、供給体制の見直しもおこなわれました。これまで抽選販売により入手が難しかった状況が改善され、多くのユーザーに行き渡る体制へと移行しています。
こうした改良によって、GRカローラは従来の高いパフォーマンスを維持しつつ、街中での快適性やユーザビリティも高められました。
まさにスポーツカーとしての魅力を一層強化した存在といえるかもしれません。
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今回の一部改良により、GRカローラは限界走行での安定性と日常での快適性を両立したモデルへと進化しました。
スポーツドライビングを楽しみたい層だけでなく、日常使いを意識するユーザーにも訴求する存在となっています。
販売価格は「RZ(6MT)」が568万円(消費税込、以下同)、「RZ(8AT)」が598万円です。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。














































































