「24時間無料」でも「車中泊」はやめて…。 道の駅やSA・PAの「トラブル」なぜ起きる? 利用者の「残念すぎる勘違い」とは

無料だから何でもOK? 利用者のモラルが問われる

 一部の道の駅では、車中泊を控えるようにアナウンスしているところもあります。

 しかし、利用者から「休憩しているだけだ」と反論されると、施設側は強く注意することが難しく、結果的に容認せざるを得ないのが現状です。

 一方で、車中泊を容認している道の駅も存在します。

 たとえば、北海道にある道の駅は、利用者のナンバーを申告することで、駐車場での車中泊を認めています。これは、施設内でトラブルが発生した際に、対処するための対策だそうです。

 道の駅は、国からの支援を受けて作られた公共施設です。

 そのため、全面閉鎖といった強硬な手段をとることが難しいという事情があります。運営側の立場としては、利用者一人ひとりのモラルとマナーに委ねられているのが実情です。

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車中泊トラブルでは「ごみ問題」がネックに(画像はイメージ/フォトAC)
車中泊トラブルでは「ごみ問題」がネックに(画像はイメージ/フォトAC)

 車中泊は、自由で快適な旅のスタイルですが、その自由には責任も伴います。

 不特定多数の人が利用する公共施設では、その場所の本来の目的を理解し、他の利用者や管理者への配慮が不可欠です。

 公共駐車場でのマナー違反をなくすため、日本RV協会(JRVA)が「公共駐車場におけるマナー10か条」を提示しているように、車中泊を楽しむ前にルールを確認し、自身の行動が他人に迷惑をかけていないか考える姿勢が求められています。

 また、トラブルの心配なく車中泊を楽しみたい場合は「RVパーク」など、車中泊専用に整備された施設を利用することもできます。

 なおRVパークとローソンは、店舗駐車場を利用した車中泊施設の実証実験を2025年7月から千葉県で開始しています。

【画像】「えっ!」 24時間無料でも「22時以降消灯!」の道の駅はこれです(18枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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