まさかの「アルファード“ハイエース”」!? 豪華すぎる「“2人乗り”ハイエース」がスゴイ! “仕事車”も兼ねたB-DASHの「カスタムモデル」とは
トヨタ「アルファード」風のフロントマスクを得た「ハイエース」が、全国各地の自動車関係のイベントブースで目撃されています。この個体には、どのようなカスタムが施されているのでしょうか。
アルファードハイエース!?
トヨタ「ハイエース」のフロントマスクを、同社の「アルファード」風にカスタムしたクルマが全国各地の自動車関係のイベントブースに登場しているようです。
手掛けたのは千葉県のカスタムショップ「B-DASH」。ベース車はトヨタ「ハイエース」のワゴンGL 2型です。

ベースとなるハイエースは、使い勝手や安全装備の向上が重ねられてきたワンボックスカーです。
だからこそ、全国各地の自動車関係のイベントブースへ機材を運ぶ「仕事車」としての要件と、ショーアップの表現を両立できる土台になりました。
まず、外装の最大の見どころは、フロントの大掛かりな換装です。
これに対してカスタムショップの担当者は、次のように話します。
「フロントは、中国で取り扱われている『Shenzhen Aoshi Auto Parts Co,Ltd.』のフェイスボディーキット『モナリザスタイル(30アルファード仕様)』に変更しました。
また、フロントアンダースポイラーは、ワンオフ製作です」
さらに、「サイドステップと、リアバンパーは、ダイナスティー製です」とし、前後左右のボリューム感を統一したと担当者はいいます。
足まわりは車高コントロール性を確保するためにハイブリッドエアサスを装着し、ホイールには「ファブレス ヴァローネAP-12 20インチ」を採用することで存在感が強調されています。
そして、仕上げとしてボディカラーをオリジンカラーにオールペイントすることで、各パーツの質感と色調をつないでいます。
くわえて、内装もイベント用途に即して刷新されたようで、前出の担当者は「内装は、ビニールレザーにて、総張り替えしました」と語ります。
また、アルファード顔ハイエースの見せ方と出力を両立するために工夫した点について、次のように話します。
「このクルマは、もともと10人乗りだったものを2人乗りへ登録変更し、後部座席スペースの半分以上をオーディオ機材の設置に使っています。
さらに、バックドアには大型モニターを装着していて、大音量の音楽と映像を楽しめる仕様にしました。
バックドア内部にはDIECOCK製のカーオーディオを満載し、55インチのモニターも備えています」
では、どのような経緯でこのカスタムに至ったのでしょうか。
担当者はまず用途をこう位置づけます。
「基本、全国各地のイベントブース出展のための仕事車なので荷物を積みます。
したがってワンボックス車がベストで、 荷物を積めて、ドレスアップが可能です」
つまり、実務上の輸送能力が前提でありつつ、会場での視認性や話題性も求められたというわけです。
とりわけフロントフェイス選定のプロセスは象徴的です。
担当者は「今回、ネットサーフィンしていたら、このパンパーを見つけて、何だこれはと」と第一印象を振り返ります。
そして、「色々と調べましたが日本国内では見つからず、何日も探し続けて、最終的にたどり着いたのは中国でした」と語るように、独自に調達ルートを開拓したようです。
さらに、調査からフィッティングまでの道のりについて、担当者は次のように話します。
「(バンパーの)画像を見つけたのが昨年12月で、その製品がどんなものなのかを色々と調べました。
しかし、なんとか手に入れて装着できたのが7月で、結局半年ほどかかってしまいました」
そして、カスタムのこだわりについては「カスタムのポイントは、各地のイベント参加者さんが飽きないように、 自分流のハイエースを作ること」と述べています。
※ ※ ※
実用性を核にしつつ、アルファード風フェイスと「見せる荷室」を与えた本個体は、唯一無二のハイエースといえるでしょう。
なお担当者に今後の展開についてたずねたところ、「未定ですが、これだというのが出てくれば、何か作るかもしれません」と話し、テーマ次第で新たな1台を検討する余地を残していました。
次なる一台がどのような姿で登場するのか、今後の展開にも注目が集まりそうです。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。













































