全長4mのトヨタ斬新「“ちいさな”FRスポーツカー」! めちゃ楽しそうな“6速MT”も搭載! しかも“4人乗り”で実用的な本格「小型クーペ」ファン待望の「S-FR」とは!
かつてトヨタが公開したFRスポーツカー「S-FR」。同車は軽量かつコンパクトなボディを6速MTで操る、魅力的なライトウェイトスポーツカーを予告するコンセプトモデルでした。
全長4mのトヨタ斬新「FRスポーツカー」!
2025年10月30日から11月9日にかけ、国内最大のモーターショー「JAPAN MOBILITY SHOW(ジャパンモビリティショー)2025」が開催されます。
過去のモーターショー同様に、今年もさまざまなコンセプトカーの展示が行われ、来場者の注目を集めることでしょう。
今回は、2015年に開催された「第45回 東京モーターショー」にトヨタが出展して話題を呼んだコンセプトカー「S-FR」について、改めて振り返ります。

S-FRは、コンパクトなボディに本格的な走りのDNAを秘めた、FRレイアウト(後輪駆動)を採用するライトウェイトスポーツカーのコンセプトモデルです。
当時トヨタは同車について「日常の足として使う中にも、走る楽しさを求めた」と発表しており、エントリーモデルらしいシンプルさを持ちながら、爽快な走りと日常の使い勝手を両立させたスポーツカーに仕上がっていました。
エクステリアデザインは、大きなグリルと吊り上がったヘッドライト、やや長めのノーズが印象的。
ボディサイズは全長3990mm×全幅1695mm×全高1320mmとコンパクトながら、レイアウトの工夫により大人4人が乗車できるという優れた設計を実現しています。
走行時の快適さもしっかり考慮され、最適な前後重量配分とサスペンション調整により、コーナリング性能と快適性のバランスが追求されていました。
搭載されたパワーユニットの詳細は明らかにされませんでしたが、トランスミッションには6速MTを採用。
軽量かつコンパクトなボディと本格的なFRレイアウトという構成から、たとえ実用的な出力のエンジンだったとしても、ライトウェイトスポーツカーらしいキビキビとした走りを十分に楽しめたと想像されます。
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このS-FRは発表直後から市販化を望む声が多く上がり、トヨタ側も前向きな姿勢を見せていましたが、残念ながら既存のFRスポーツカー「86」と競合することなどの理由から開発は中断したといわれ、現在まで市販化は実現していません。
しかし、2023年に開催された「ジャパンモビリティショー2023」では、トヨタグループのダイハツがS-FRと似たコンセプトを持つコンパクトFRスポーツカー「ビジョン コペン」を発表し、期待を抱かせる展開がありました。
また、かつて競合が懸念された86も、現行の「GR86」では排気量を2400ccに拡大し、S-FRとは異なるセグメントへと進化しているため、棲み分けが明確に分かれました。
このことから、ジャパンモビリティショー2025ではトヨタが再びライトウェイトスポーツのDNAを受け継いだモデルをコンセプトカーとして提案してくれるのか、ファンは期待を持って注目しているのです。
Writer: くるまのニュース編集部
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