めちゃスレスレ…! 路面電車と接近時どう運転? バスとの衝突事故も発生… 気をつけるべきルールとは
2025年9月15日、岡山市の交差点で路面電車と路線バスが衝突し、路面電車の運転士とバスの乗客あわせて2人がケガをする事故が発生しました。路面電車と自動車が道路上で接触する「道路障害事故」は、たびたび発生しています。どのような点に気をつければよいのでしょうか。
JAFのアンケート調査では「路面電車のそばを通行する際の交通ルールが分からない」との意見も
岡山市の中心部で路面電車と路線バスが衝突し、路面電車の運転士とバスの乗客あわせて2人がケガをする事故が発生しました。
路面電車とクルマの事故はたびたび発生していますが、このような道路ではどのような点に気をつけて運転すべきなのでしょうか。

2025年9月15日20時半ごろ、岡山市北区表町の交差点で路面電車と路線バスが衝突し、路面電車の運転士とバスの乗客あわせて2人がケガをする事故が発生しました。
2人は救急搬送されましたが、命に別状はないということです。また、路面電車と路線バスに他の乗客はいませんでした。
現場は路面電車が中央を通る片側2車線の直線道路であり、右折中の路線バスが対向から直進してきた路面電車とぶつかったものとみられます。
この事故により路面電車が脱線したほか、路線バスの左側前方が大破しました。現在、警察が事故の詳しい状況を調べています。
実はこの事案のように、路面電車と自動車が道路上で接触する「道路障害事故」はたびたび発生しており、国土交通省鉄道局の統計によると2024年度中の事故は34件、負傷者は全部で13人でした。
今回の事案に対してはインターネット上で「夜だったから、どちらかが相手の存在を見落として事故が起きたのかな?」「普通に考えたら路面電車が優先だよね」「結構大きな事故だと思うので、原因を徹底的に究明してほしい」など、さまざまな意見が聞かれました。
さらに「路面電車がある土地で一度運転したが、右折しようとしたら先の道路が渋滞していて動けなくなり、その後路面電車がやってきて警笛を鳴らされまくったことがある」「路面電車に慣れていない人からすると、信号機でパニックになるのよ」といった声も上がっています。
なお、過去にJAF広島支部と広島電鉄がおこなった「自動車ユーザーの路面電車に対するアンケート」によると、「クルマを運転中に路面電車と接触するおそれがあるなどヒヤッとした経験はあるか」との問いに、全体の27.8%のユーザーが「ある」と回答しています。
加えて、「クルマで路面電車のそばや軌道敷内を通行する際に気をつけるべき交通ルールが分からない」という声も寄せられました。



















