ホンダ新型「2ドアクーペ」発売! 限定モデルより「30万円以上」オトク&「リッター23キロ以上」の低燃費! “ホンダ初の制御技術”×「タイプR」譲りのシャシを採用した「プレリュード」ベーシックモデルとは?
2025年9月5日にホンダは新型「プレリュード」を発売しました。2つタイプが用意されているなか、ベーシックなモデルとは一体どのようなクルマなのでしょうか。
「現代版デートカー」の仕様とは?
ホンダは2025年9月5日、電動化時代における「操る喜び」を追求した2ドアクーペ新型「PRELUDE(以下、プレリュード)」を発売しました。
同車は単なる過去モデルのオマージュにとどまらず、「UNLIMITED GLIDE」というグランドコンセプトを掲げ、次世代のクルマづくりを見据えたホンダならではの未来志向型スペシャリティスポーツとして誕生しました。
2つタイプが用意されているなか、安価な価格設定のベーシックモデルとは、一体どのようなクルマなのでしょうか。

「前奏曲」を意味するプレリュードは、1978年にホンダのスペシャリティクーペとして、初代モデルが登場。
スタイリッシュな外観と上質なインテリアで人気を集め、かつては“デートカー”の代名詞として一時代を築きました。
5代目の生産終了から20数年を経て復活した今回の新型は、多くの自動車ファンにとって待望のニュースといえるでしょう。
そんなプレリュードには、通常モデルとオンライン販売限定モデルの2タイプが設定されていますが、なかでも安価なモデルとしてラインナップしているのが、通常のプレリュードです。
ボディサイズは全長4520mm×全幅1880mm×全高1355mm、ホイールベースは2605mm。
エクステリアはフロントからリアにかけて抑揚のあるなめらかなボディラインを描き、グライダーが滑空するかのような高揚感を表現。
低くワイドなスタンスが、ダイナミックな走りを予感させます。
インテリアも「滑空するような高揚感」をテーマにしたデザインが特徴です。
助手席でも快適に過ごせるよう配慮されており、運転席と異なるシート形状を採用。
運転席は高いホールド性を備えスポーツ走行に適した形状とし、助手席はほどよく包み込むデザインで、同乗者にも快適な時間を提供します。
装備面では、Google搭載の「9インチ Honda CONNECT」ディスプレイや、8スピーカーの「BOSEプレミアムサウンドシステム」を標準装備。
さらに、安全運転支援システム「Honda SENSING」にはプレリュード専用のセッティングが施され、安心感と快適性を高めています。
パワートレインは、Honda独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を採用。
最高出力141PS・最大トルク182Nmの2リッター直列4気筒エンジンと最高出力184PS・最大トルク315Nmのモーターを組み合わせ、これらを前輪で駆動します。
なお、燃費はWLTCモード23.6km/Lを達成。
加えて、Honda車として初となる制御技術「Honda S+ Shift(エスプラス シフト)」を搭載。モーターで走行するハイブリッド車でありながら、有段ギアのスポーツカーのようなダイレクトな走行フィールを実現。
ベーシックモデルながら充実した機能を備えます。
安全装備では、ホンダ初の「コースティング制御」を採用。赤信号などによる減速時に再加速の必要性を抑え、ペダル操作の負担を軽減します。
走行性能においては、ピュアスポーツを追求した「シビック TYPE R」のシャシをベースとし、応答性の高いハンドリングと上質な乗り心地を実現。
さらに、グランドツーリングにふさわしい旋回性能を追求して専用チューニングを施したサスペンションや、減衰力を緻密に制御するアダプティブ・ダンパー・システムを搭載し、思わず「どこまでも走りたくなる」ようなドライビング体験を提供します。
そんな通常モデルの価格(消費税込み)は617万9800円と、オンライン限定販売モデル「Honda ON Limited Edition(648万100円)」と比較すると、30万円以上の差があります。
Writer: 青木一真
埼玉県生まれ。宅配ドライバーを経験した後に、車中泊関連の記事執筆を開始。現在はフリーライターとして、車メディアに従事している。自動車は輸入車、スポーツカー、SUV、ミニバン、軽自動車の所有を経験。月間3000kmほどを走行している。



































































