雨対策は「撥水コーティング」より「油膜除去」? 意外に知らない正しい除去方法! コーティングを重ねても効果ナシかも

雨対策として有効な「撥水コーティング」ですが、実はそれだけでは不十分。雨が増えればワイパーの使用頻度も増えます。結果、「油膜」も増えるのだとか。では、ウインドウに着いてしまった「油膜」はどう除去すればいいのでしょうか。

スタンドでのWAX洗車が油膜に!? こびりついた油膜を除去するには

 雨対策として有効な「撥水コーティング」ですが、実はそれだけでは不十分なケースが多いのだとか。というのも、雨が増えればワイパーの使用頻度が上がり、ワイパーに付着した汚れがウインドウにうつり、結果として「油膜」が増えてしまうからです。

 素朴な疑問として、「撥水コーティング」だけでは「油膜」に対処できないのでしょうか。また、こびりついた「油膜」を落とす正しい方法はあるのでしょうか。中古車にこびりついた油膜を数多く処理している、都内の某販売店スタッフに聞いてみました。

「撥水コーティング」は「油膜」を落としてから!(画像はイメージ/PIXTA)
「撥水コーティング」は「油膜」を落としてから!(画像はイメージ/PIXTA)

 洗車したばかりのクルマ。強い日差しに照らされる美しく輝くボディ。しかしよく見るとウインドウにうっすらと残る「油膜」が…という経験はないでしょうか。見た目が悪いだけでなく、実際に雨天での視界を阻害し、ワイパーの動きも悪くするなど百害あって一利なし。特にこれからの季節は、厳しい直射日光と雨の繰り返しが増えるだけに、早めにこの「油膜」への対処が求められます。

 しかし、まずは「油膜」の原因や正しい対処法を学ぶことが、クリアな視界確保への第一歩。原因がわかれば対処法も見えてきます。そこで、仕入れた中古車の頑固な油膜に対処している都内の某販売店スタッフD氏に、「油膜」の原因、正しい対処法などを詳しく聞いてみました。

 まずは、憎き「油膜」が発生してしまう原因は何なのかをD氏に尋ねたところ、市街地走行で外気に触れるウインドウだけに、原因は複数考えられるという答えが返ってきました。

「よく要因として言われるのが、大気中の排気ガスや油分、路面に落ちた油分を含んだ水分、そして劣化して溶け出したボディコーティング剤など。また以前のガラスクリーニング剤などにも油分が含まれていました。数多くのクルマが走行する市街地では、想像以上に大気中に油分を含む汚れが浮遊しており、走るほどに付着してしまうんです」

 また、クルマを綺麗にするはずの洗車が「油膜」の原因となることもあるそうです。

「自宅での水洗いなどではほぼ油分がつくことはありませんが、問題なのはスタンドなどで行うWAX洗車。時短のためにWAX(コーティング剤)が入った洗浄剤で一気に洗い上げるため、ぱっと見は綺麗に見えますが、時間の経過とともに雨などの外的要因でウインドウに溶け出し、油膜となってしまうケースは多々見られます」

 そして、雨天時の強い味方である「撥水コーティング」を施すにしても、まずは頑固な「油膜」をしっかり落とすことが重要なのだとか。

「メイクと同じで、コーティングでフタをするだけでは効果はあまり期待できません。やはり綺麗な下地があってこその撥水コーティングであり、ムラにならずに塗布するためにも、まずは油膜をしっかりと落とし、きれいな状態のウインドウにする必要があります」

 そのためにも、市販の「油膜除去剤」などを使用して表面をしっかり仕上げることが大切になるのだそうです。

「たいていの『油膜除去剤』には研磨剤が入っています。最終的には洗い流すとはいえ洗い残しが心配であれば、ウインドウ周辺のモール類や樹脂パーツなど研磨したくない、白ボケを避けたいパーツにはマスキングするなどの対策を追加していただきたいですね」

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