雨対策は「撥水コーティング」より「油膜除去」? 意外に知らない正しい除去方法! コーティングを重ねても効果ナシかも
撥水コーティングはウインドウ全体でなくてもいい?
「油膜除去剤」でウインドウ表面の油膜を除去(研磨)することは、結果的に「撥水コーティング剤」の塗布でのムラを減らし、よりスムーズな撥水が期待できるようになるための大切なステップ。ただ、研磨剤入りと聞くと、使うのもちょっと躊躇しそうです。ウインドウに対してどのように使えばいいのでしょうか。
「まずはたっぷりの水で表面の汚れを落としておくこと。次に、いきなり大量に使用するのではなく、適量をスポンジやウエスなどにとって、優しく円を描くように表面を均一にするような感覚で使うこと。またフロントはもちろん、ワイパーがないサイドウインドウやリアウインドウも油膜除去することはお忘れなく。また『油膜除去剤』が新たな汚れの原因にならないように1枚ごとに施工し、必ずたくさんの水を使って洗い残しがないようにすることが大切です」
この洗い流すときにスムーズに水が流れるか、手で触って油膜が残っていないかを確認することも大切な作業の一環。また、ボディに付着した「油膜除去剤」は、早めに洗い流すことも大切なのだそうです。
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えてして「撥水コーティング剤」の効果が薄れてくると、多くの人は重ね塗りをしがちですが(もちろん重ね塗りも十分な効果がありますが)、1度ウインドウ表面をリセットする感覚で「油膜」を取り除くと、雨天でもクリアな視界が確保できそうですね。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。

















