トヨタ新型「アクア」発売! 追加された「嬉しい機能」とは? 乗り味はどうなった? デザインも大胆イメージチェンジで存在感アップ
トヨタは2025年9月1日、コンパクトカー「アクア」を一部改良し、同日発売しました。今回の一部改良ではエクステリアのデザインを変更。さらに快適装備の機能向上や先進安全装備の機能追加も行い、商品力を高めています。そんなアクアについてジャーナリストのまるも亜希子氏が、注目したい機能や魅力について語ります。
走りもデザインも上質感アップ!
2025年9月1日、一部改良したトヨタ「アクア」が発表されました。エクステリアのデザイン変更、快適装備や先進安全装備のアップデートなどが行われています。
2021年に2代目となってから、初めてのマイナーチェンジで大変身を遂げたアクア。どのような進化を遂げたのでしょうか。

まず驚いたのは、大胆なイメージチェンジが図られたエクステリアデザインです。これまではどちらかというと優しいイメージだったフロントマスクは、「プリウス」にも通じるような、先進的でジェンダーレスなイメージへと進化。
とくに印象的なのは左右のヘッドライトからつながるライン発光のセンターランプで、デイライト機能もありますがやはりトンネルの中など暗いところで見ると、横幅がグッとワイドになったような、また違った存在感を放っています。
足元はダーククリア切削光輝とブラック塗装のアルミホイールが装着されて、スポーティな印象がプラスされ、リアにはピアノブラックの装飾が入ったことで、プレミアム感がアップ。どこから見てもカッコよくなっていると感じました。
そしてインテリアはライトグレーを基調に、インパネなどにブラックのソフトパッドなどがあしらわれており、落ち着きがありながらもパッと室内が明るい印象となっています。
シートの座り心地も、しっとりした優しい肌触りの座面や背もたれに加えて、ほどよくサイドサポート形状となっているので、カーブでも揺れにくくて快適です。
走り出して驚いたのは、バッテリーの出力を向上したことによって、発進直後からスーッとなめらかに、よりパワフルな加速フィールが続くこと。
走り始めてからしばらくはモーター走行なので、車内の静かさが際立ちます。
操作に対して自然で、アクアの持ち味である軽快感に加えて上質感もアップしていると感じました。
また、運転中にちょっとしたところで感じやすいストレスや不安をなくす機能が満載なのが、新しいアクアです。
その1つが、「アルファードPHEV」にも搭載された「スムーズストップ」が早くもコンパクトカーのアクアに搭載されたこと。
これは、ブレーキングで停止する直前にカクっとなる不快な前後の揺れを、自動で補正してスムーズに停止することができる機能です。
運転が上手な人は、停止する直前にブレーキペダルを少しだけゆるめる操作をして揺れを調整しているのですが、それをしなくてもいいので、運転ビギナーでも上手なブレーキングができるようになっています。
さらに、信号待ちなどの際にブレーキペダルから足を離しても停止状態を保ってくれる「オートブレーキホールド」がついているのですが、そこからアクセルペダルを踏むとブレーキが解除され、再度発進する際にも違和感がなくなめらかに走り出せるところも感心したポイントです。
そして、このオートブレーキホールドやドライブモードの設定は、パワーシステムを一度オフにしてもリセットされず、再始動した際に設定を継続してくれる機能が備わっているので、いちいち押す手間が省け、押し忘れることがないのも親切なところ。
こうした、ちょっとしたことだけどあると嬉しい機能が充実した新しいアクアは、2代目アクアのもともとの魅力である、後席スペースの広さや、大きなドア開口部による乗り降りしやすさも健在。
運転する人にも同乗する人にもやさしく、さらに気持ちよく乗れる1台になっていると感じました。



































































