ミニプリウス登場!? “4年ぶり大幅刷新”のトヨタ新型「コンパクトカー」発表! リッター“34km”走る超“経済的すぎる”「アクア」何が変わった?
トヨタのハイブリッド専売コンパクトカーである「アクア」が、2025年9月1日に4年ぶりの大幅刷新を実施して発売されました。どのような点が変更となったのでしょうか。
ミニプリウスなコンパクトカーに
トヨタのハイブリッド専売コンパクトカーである「アクア」が、2025年9月1日に4年ぶりの大幅刷新を実施して発売されました。
果たしてどのような変更がなされたのでしょうか。
今回の改良では、アクアブランドの“先進・上質”なイメージをより一層高めるため外観デザインを刷新するとともに基本性能を向上し、最新の安全装備、マルチメディアを搭載したことが大きなトピックで、中でもフロントマスクを中心としたエクステリアの変更が目を引きます。

改良前のアクアは初代モデルのデザインを踏襲したスタイルとなっていましたが、今回の改良でハンマーヘッドをモチーフとしたものに一新し、新世代のトヨタ車に共通する意匠となりました。このフロントフェイスのデザインが「プリウス」に近いことからSNSなどでは、“ミニプリウス”と話題になっています。
またフォグランプが廃止となり、上級グレードの「Z」では左右のヘッドライトを繋ぐLEDセンターランプやLEDアクセサリーランプが与えられています。
リアはフロントのように大きな変更はなされませんでしたが、バックドアガーニッシュがピアノブラック塗装となり、ルーフのシャークフィンアンテナもブラックになっています。
そのほかドアミラーの形状変更でミラーを含む車幅を30mm縮小して取り回しやすさを向上させた上でブラックカラー化、Zグレードにオプション設定されている16インチのカラーがダーククリア切削光輝に変更されたほか、新色のボディカラーが追加されました。
インテリアでは7インチの大型マルチインフォメーションディスプレイを標準とし(改良前は4.2インチ)、前後方ドライブレコーダー、ETC2.0、HDMI端子が標準装備。さらにUグレード以外にブラインドスポットモニターっとパノラミックビューモニターが標準装備となっています。
パワートレインに変更はなく、これまで通り1.5リッターエンジン+モーターのハイブリッド。燃費性能は、最も良いグレードで34.3km/Lです。
機能面では電動パーキングブレーキ・ブレーキホールド機能を標準装備とし、プリクラッシュセーフティ、レーダークルーズコントロール、ロードサインアシスト、発進遅れ告知機能、プロアクティブドライビングアシスト機能、ドライバー異常時対応システム、アドバンストパークの機能向上も図られました。
そしてブレーキ操作時の揺れを抑え、快適なドライブを実現する「スムーズストップ」を採用。この機能は現在、「アルファード/ヴェルファイア」のPHEVモデルにのみ用意されているもので、トヨタのコンパクトカーとしては初採用となります。
さらに細かい部分では、ドライブモードやブレーキホールド機能の設定が電源オフ時のものを記憶するようになり、再乗車した際にもう一度設定をする必要がなくなったというのも地味にうれしい改良と言えるでしょう。
このように大きく進化し、ハイブリッド専売車として「ヤリスハイブリッド」との差別化を図った新型アクアですが、改良前に存在していた「GR SPORT」が消滅してしまったのは残念なところ。
ただ改良前のGR SPORTも新型登場から半年遅れで追加となっているため、改良後のモデルも遅れて登場する可能性もありそうです。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。



































































