ホンダ「新型プレリュード」まもなく発売! すでに“問合せ殺到”で「購入すら困難」に!? 24年ぶり復活の「600万円超えスペシャリティカー」どんな人が注目しているのか
ホンダは新型スペシャリティクーペ「プレリュード」を9月に発売します。すでにディーラーには多数の問い合わせが入っているようです。
価格は618万円!? しかしすでに入手困難か
2025年7月31日、ホンダのスペシャリティクーペのニューモデル「プレリュード」の先行情報を公開しました。
発売は9月4日を予定しているようです。
登場が予告された時点から非常に注目を集めている新型プレリュード。ディーラーにはどのような問い合わせが届いているのでしょうか。

新型プレリュードは、「UNLIMITED GLIDE(アンリミテッド グライド)〜どこまでも行きたくなる気持ちよさ×非日常のときめき〜」をコンセプトに掲げた、ファン待望のスペシャリティスポーツモデルです。
このコンセプトは「大空を自由にどこまでも飛べるグライダーを発想の起点とし、優雅に滑空するような高揚感と非日常のときめきを感じさせるクルマを目指す」ことがルーツとなっています。
プレリュードは初代モデルが1978年にデビュー。2001年に生産を終了するまで5代にわたる歴史を紡いできた、ホンダを代表するスペシャリティクーペです。
国産車では初となる電動サンルーフやアンチロックブレーキシステム(ABS)、世界初の四輪操舵システム(4WS)など、当時の最先端技術が惜しみなく採用され、FFスペシャリティカーとして常に時代を先駆けてきたモデルでもあります。
特に1980年代に登場した2・3代目は「デートカー」として絶大な人気を誇り、当時の若者の憧れのモデルとして人気を博しました。
その後、生産を終了し、プレリュードの名称は消滅していましたが、ホンダは2023年10月に開催の「ジャパンモビリティショー2023」でコンセプトカーの「プレリュード コンセプト」を公開。このとき、発売に向けて開発が進んでいることが明らかにされました。
今回、24年ぶりに復活を遂げるプレリュードは、6代目にあたり、ホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV」が搭載されることが発表されています。
ディーラーの情報によると、車両本体価格は617万9800円とのこと。オンライン販売サイト「Honda ON」限定モデル「Honda ON Limited Edition」は、発売日から2週間、申込順(先着順)で購入権獲得者を決定することが決まっています。
少量生産モデルとなるため、事実上の限定車ともいえるHonda ON Limited Editionですが、申込時点で「ホンダトータルケア」の会員であること、かつ会員歴が1年以上のユーザーを対象に先着順で購入権獲得者を決定するとのことで、「一見さん」にはハードルが高いモデルといえます。
さて、24年ぶりの復活ということもあり、発売前から注目されている新型プレリュード、ディーラーにはどのような問い合わせがあるのでしょうか。
8月下旬のある日、首都圏にあるホンダディーラーに問い合わせてみました。
「おかげさまで連日のようにお問い合わせをいただいております。意外かもしれませんが、20代〜30代の方からのお問い合わせが多いんです。
お父様が若いときにプレリュードに乗られていて、自分でも手に入れたいとおっしゃる方がなんかいらっしゃいましたね。
車両本体価格が約618万円という情報が流れてからは若い方からのお問い合わせがピタリと止まりましたが…。
逆に、若いときにプレリュードにお乗りで『もう1度乗りたい』という、60代以上の方からのお問い合わせが増えた印象です」
また、別のホンダディーラーではこのようなコメントも。
「デビュー直後はかなりの反響が予想されるため、(大きな声では申し上げられませんが、と前置きしたうえで)需要に対して供給が追いつかない可能性が極めて高いと思われます。
発売直後にいわゆる『受注停止』が予想されます。
初期ロットの生産台数が限られており、全国のホンダディーラーに潤沢に配車するほどの台数がないようなのです。
少しでも確率をあげたいのでしたら、ネット注文限定の『プレリュード ホンダ オン リミテッド エディション』にエントリーしていただいた方がいいかもしれません。
我々としても、1台でも多くお客様にお届けしたいという気持ちに変わりはないので、心苦しい限りです」
600万円オーバーという高額なモデルでありながら、多数の問い合わせがあるように、争奪戦が予想される新型プレリュード。
どうしても欲しいという場合は、ネット注文限定のHonda ON Limited Editionにエントリーし、吉報が届くのを待つのが得策といえるかもしれません。
Writer: 松村透
株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。
輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当後、2013年に独立。フリーランスを経て株式会社キズナノートを設立。現在に至る。
2016年3月〜トヨタ GAZOO愛車広場連載中。ベストカー/ベストカーWeb/WebCARTOP他、外車王SOKEN/旧車王ヒストリア編集長を兼務する。































































































