長距離移動をする旅でも疲れ無し! ハーレー「ストリートグライド115周年エディション」
ハーレーダビッドソンは、ストリートグライドに創業115周年アニバーサリーモデルを限定で発売しました。実車の堂々たる存在感ながら、女性でも乗りこなせる大型ハーレーの試乗を行いました。
バガーカスタムが施されてもグランドツアラーならでは余裕ある走りは健在!
伝統を重んじるハーレーダビッドソンは節目の度にアニバーサリーモデルをリリースし、オーナーの所有欲を満たします。いま購入できるのが、会社創業115周年を記念した限定カラーエディションです。
シリアル番号付きで、全10モデルに2種を設定。「ANNIVERSARY V」の車体色はレジェンドブルーとビビッドブラックの2トーンカラーとし、豪華な立体エンブレムをフューエルタンクに装着。「ANNIVERSARY X」はタトゥーにインスパイアを受けたカラーリング「レジェンドブルーデニム」で、左右非対称のグラフィックとしています。
今回試乗した車両は『FLHX STREETGLIDE 115th Anniversary(ハーレー ストリートグライド115周年エディション)』で「ANNIVERSARY V」。実車を目の当たりにすると、その堂々たる存在感に圧倒されてしまいそうです。
フロントには通称「ヤッコカウル」と呼ばれるバットウイングフェアリングが備わり、さらにそこへスモーク仕様のウインドシールをセット。前後フェンダーはタイヤを覆い尽くすディープ仕様で、エンジンやマフラーには惜しみなくクロームが使われています。高級感たっぷりです。
従来、ハーレーラインナップの中で「ツーリングファミリー」とカテゴライズされるこのクラスは、「ウルトラ」と呼ばれるフラッグシップを頂点とした長距離向きのグランドツアラーを主体とする顔ぶれでしたが、このストリートグライドは厳かな装飾やトップケース、足もとをガードするロワーフェアリング、フォグランプなどを取り払い、若者にも支持されるようスタイリッシュさを追求しました。
こうしたハードサドルバッグを持つツアラーを、ストリート向けに一変させてしまうカスタムは「バガースタイル」と呼ばれ、そんなシーンをストリートグライドは牽引しています。見るからに重そうで、どちらからと言えばオジサン向けの印象が否めなかったこのクラスの印象をガラリと変えてしまう意外性、ギャップ萌えが人気の秘訣で、ハーレーの新しいファン層を開拓するキッカケにもなっているのです。