なぜ「給油のやり方」教習所で教えない!? 「セルフ給油」に戸惑う“初心者”いまも多発なのに? その「理由」とは
今やほとんどの自動車運転免許保有者が通ってきた自動車教習所。クルマのイロハを教わる場所なのですが、給油の仕方は詳しく教えてくれません。どうしてなのでしょうか。
教えてくれないのは「とてもシンプルな理由」だった…
自動車運転免許を保有するために、多くの人が通う自動車教習所。
運転の仕方をイチから教わる場所ですが、クルマを動かすために必要な給油の方法は教わらないというのです。
これは一体なぜなのでしょうか。
![セルフ給油「どうやるんだっけ」!?[画像はイメージです]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2024/10/20231031_Gasolene_001.jpg?v=1698727540)
自動車教習所では、カリキュラムに従って学科や技能の講習を受け、自動車運転に関する知識や技能を身につけた上で教習所を卒業します。
その後、運転免許センターなどでの本試験を受けて合格すると、自動車運転免許を保有することができる仕組みです。
自動車教習所を卒業することにより、本試験では技能試験を行わなくていいこともあり、今や運転免許保有のために、自動車教習所はほとんどの人が通う場所となっています。
しかしながら、クルマの基礎根幹を教わるはずの自動車教習所では、燃料の給油方法を詳しく教わる機会がありません。
これはなぜなのか、実際にいくつかの自動車教習所へ話を聞いてみると、次のような答えが返ってきました。
「燃料の種類や給油という行為の必要性などを教える機会はあるのですが、実際にガソリンスタンドへ行って給油することが指導要領に無いため、技能講習で給油作業を行うことはほとんどありません。
給油に関連する項目としては、車両点検時に給油口の開け方をレクチャーすることはあります」
昨今、新たにオープンするガソリンスタンドのほとんどが、セルフ式を採用しています。
全体に占めるセルフ式の比率は4割近く、販売量全体でみると実に8割近くの燃料がセルフ式スタンドで給油されているのです。
今、クルマに乗る上でセルフ式スタンドを避けて通ることはできません。
教習所で習わなくとも、自分で使い方をマスターしておく必要があるでしょう。

































