なぜ「給油のやり方」教習所で教えない!? 「セルフ給油」に戸惑う“初心者”いまも多発なのに? その「理由」とは
あらためて「セルフ給油のやり方」を確認してみよう!
慣れてしまうと簡単なセルフ式給油所ですが、初めての際には驚くことも多いはず。
ここであらためて、実際の手順を確認しておきましょう。
![慣れてしまえばカンタン! でも可燃性の高い「危険物」を扱う点だけはお忘れなく[画像はイメージです]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2024/10/20231031_Gasolene_003.jpg?v=1698727799)
まずはガソリンスタンドの給油コーナーへクルマを停め、エンジンを停止します。
車内にある給油口のオープンレバーを引き(ボタンを押し)、給油機のタッチパネルを操作し、支払方法・油種・給油量を指定して、静電気除去シートへ触れてから、クルマの給油口キャップを開けましょう。
選択した油種のノズル(ハイオク・黄色、レギュラー・赤、軽油・緑)を手にとって、クルマの給油口の奥まで深く差し込んだら、給油が止まるまでしっかりとノズルレバーをしっかりと引き続けます。
満タンもしくは既定の給油量になると「ガチン」と音がして給油が止まるので、ノズルを戻し、給油口のキャップを閉め、給油口を閉めたら給油は完了です。
自分のクルマの左右どちらに給油口があるかが分からない時には、ガソリンメーターを見てください。
給油機のマークの近くに三角形のマークがついていて、方向指示器の表示のように、左右どちらかを向いています。
これは矢印の向いている方向に給油口があるという表示なので、覚えておくと便利です。
レンタカーなど、乗り慣れないクルマを使っているときにも役立つでしょう。
ちなみに、教習所の運転免許取得カリキュラムでは教わることの少ない給油方法ですが、教習所によってはペーパードライバー講習で、セルフ式ガソリンスタンドの給油練習を行っているところがあります。
ペーパードライバー講習は、教習所ごとに練習内容を柔軟に決められるため、世の中のニーズに沿った内容を講習に組み込んでいるようです。
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セルフ式ガソリンスタンドが増え、ペーパードライバー講習でも教わることが多いセルフ式ガソリンスタンドの使い方。
自動車教習所のカリキュラムにも、セルフ式ガソリンスタンドでの給油方法を含める必要があるのではないでしょうか。
クルマの進化は日々大きく、クルマを取り巻く環境も日夜変化し続けています。
クルマを運転する際の登竜門とも言うべき自動車教習所で教える内容も、時代に合わせて変化していく必要がありそうです。
Writer: 赤羽馬
金融業・自動車ディーラー営業マンを経て、ライターとして独立。幼少期からの自動車カタログ収集癖あり。エンドユーザーに役立つ話や経済・金融とクルマに関する情報を発信中。

































